• 「今日、われわれは自国のファッション産業のために新しい章を開きます」
• このイベントでは、有名人によるパネルディスカッション、ワークショップ、伝統的なサウジアラビアのブライダルクチュールの展示が行われる

ハラ・タシュカンディ

リヤド：サウジアラビアではファッションの未来がこれまで以上に明るいものとなっている。これは少なからず今週リヤドでスタートしたスペシャルイベントのおかげだ。

文化省の主催によりリヤド外交団地区にあるカルチャル・パレス（Cultural Palace）で開催されたファッション・フューチャーズ（Fashion Futures）は、この種の国内最初のイベントだ。

11月6日まで開催されるこのイベントでは、有名人によるパネルディスカッション、ワークショップ、伝統的なサウジアラビアのブライダルクチュールの展示が行われる。

このイベントは、4日午後、文化省のハメド・M・ファイエズ副大臣のスピーチにより開始された。

フェイエズ副大臣はスピーチの中で、サウジアラビアにおけるファッション部門の発展に対する同省のコミットメントを強調した。

「独自のファッション委員会の立ち上げとともに、本日、この種のサウジアラビア初のプラットフォームである国内のファッション業界の新しい章を開きました」と同大臣は語った。

フェイエズ副大臣はまた、新しい奨学金を発表した。それにより、4人のサウジアラビアのデザイナーは、ニューヨーク市にある世界的に有名なファッション美術大学パーソンズ、ニュースクールで学ぶ機会が与えられる。

開会式では文化省の顧問であるノウラ王女もスピーチをし、サウジアラビアのイメージを世界規模で発展させるためのファッションの重要性を強調した。

「サウジアラビア王国がさまざまな面で発展するにつれて、とりわけファッションと、その工芸と伝統、遺産の重要性との文化的つながりについて非常に知識が豊富なため、世界的な舞台におけるサウジアラビアの居場所を見つけることができるのです。私たちは、変化する世界の状況の中でファッションを大切にしています」と王女は語った。

4日の著名な講演者の中には、オランダのファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルペン、LMVHグループ社長ラビ・タクラン、HolitionのCEO兼共同設立者のジョナサン・チッペンデールが含まれていた。

リーマ・ビント・バンダル王女によるサウジファッションスピーチ、有名モデル、ハリマ・アデンによる基調講演、SSENSE共同設立者兼CEOのラミ・アタラによるデジタル基調講演など多くが5日に予定されている。

自身の名を冠したファッションラベルの創設者でありクリエイティブディレクターのイリス・ヴァン・ヘルペンは、自分の知識と経験を共有するために初めてリヤドに来ることができた喜びを語った。

「この地域はまだあまり見たことがなかったので、とても興味があり、もっと見てみたいです」と彼女はアラブニュースに語った。

アマチュアファッションデザイナーのラナ・ラシードがアラブニュースに語ったことによると、このイベントに参加したことでインスピレーションを得ることができ、急成長中のこの国のファッション業界で名声を得ることを望んでいるという。

「このイベントは、自分自身とそのスキルをさらに向上させたいすべてのデザイナーにとって、思わぬ幸運です。もっとよくなりたいと望むデザイナーだったら、出席すべきです。ここにいる人々と場所はすべて、とても大きなモチベーションになります」と彼女は語った。

多くの成果の中で、ファッション・フューチャーズは、このイベントの成功と準備のために、100人のサウジのデザイナー、180人のサウジのファッション愛好家、40人の学生に機会も提供した。