Amin Abbas、ドバイ

エジプトの国際交流基金カイロ日本文化センターは、2021年日本映画祭が2月26日から3月26日まで開催されると発表した。 エジプト全土の観客のために最大数の日本映画を放映する。

10日間の映画祭では25作品を放映し、2020年から2014年までにリリースされた長編映画、記録映画、最先端のアニメ映画など幅広く含む。また1952年制作の古典長編映画「お茶漬けの味」も、この映画祭のために特別に精選された。

「私たちは、新作から古典まで多数の映画を、初めてエジプトの全観衆に提供することができ、非常に喜ばしく思っています。そして、今回は初めて、過去数年に起こったように、上映ホールの客席数に応じて観客数が限られることがありません。また、インターネットに接続されている限り、エジプトのすべての県や遠隔地の人々が日本映画を見ることができるというのも初めてです。 映画は有効期間開始から24時間、オンラインで鑑賞できます。 伝統的な映画館でのように鑑賞が特定の時間に限られるのではなく、今回は誰もが映画鑑賞の適切な時間を選ぶことができます」と、国際交流基金カイロ日本文化センターの深沢陽所長は述べた。

「自宅や他のどこからでも映画を見て楽しむことができます。パンデミックのような状況では、誰も映画館に行こうとはしません」と深沢氏は付け加えた。

放映作品の詳細は、日本映画祭のウェブサイトで見ることができる。

国際交流基金は、芸術、文化、日本語、日本研究、知的交流など様々な分野において、日本と諸外国との文化交流を促進するとともに、諸外国との調和ある関係を維持・発展させることを目的としている。同基金は外務省の監督下にある特別法人として、1972年に設立された独立行政機関である。

日本映画祭は、国際交流基金が世界各地で日本映画を普及させる事業である。このプログラムは、 2016年に「いつでもどこでも日本映画」をスローガンに、ASEAN10か国とオーストラリアを対象に開始された。

国際交流基金は、最新の日本映画を上映する映画祭を開催し続けるとともに、中国、ロシア、インドなどへとネットワークを拡大した。 2019年から20年にかけて、世界12カ国56都市で映画祭を開催し、17万人以上の観客を動員した。