Arab News,リヤド
プリンス・ムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ財団(Misk)の系列組織であるマンガ・プロダクション・カンパニーと、キング・アブドゥルアズィーズ研究アーカイブ財団(Darah)は、サウジアラビア史の漫画風の改作を共同で行う。
2つの組織は、12月1日日曜日、Miskイニシアティブ・センターとマンガ・プロダクション・カンパニーの会長であるバーダー・アル-アサカー氏と、Darahの事務総長であるファード・ビン・アル-サマリ博士の出席のもと、了解覚書に調印した。
このプロジェクトではサウジアラビアの歴史を、「漫画」として知られる人気の日本のアニメーション方式で伝え、1932年の王国の成立から今日に至るまでの重要な人物や出来事を記録する。伝えられるところによると、日本企業もその制作に関与することとなっており、数週間のうちに開始される予定となっている。Darahの役割は、同プロジェクトにおける歴史的事実の監督と調査となるだろう。
アル・アサカー氏は、同プロジェクトはサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王とムハンマド・ビン・サルマーン王太子の全面的な支援を得ていると述べた。
アル-サマリ博士は、彼言うところの「ムハンマド・ビン・サルマーン王太子の偉大なリーダーシップ」の結果である「この偉大なプロジェクト」に関与できることの誇らしさについて述べた。彼は、このプロジェクトが若い世代が自国の歴史についてより多くを学ぶことを促進することを望むと付け加えた。
マンガ・プロダクション・カンパニーのCEOであるエッサム・ブハーリ博士は、このプロジェクトにはサウジアラビアの芸術家たちが参加すること、そしてそのことが「サウジアラビア出身の才能ある若い人たち」を訓練する機会にもなるだろうと述べた。
マンガ・プロダクションはすでに、日本で初めて放映されたサウジアラビアのアニメーション「きこりと宝物」を制作している。同社はまた、「セーラームーン」や「ドラゴンボール」を制作した日本のアニメーション・スタジオである東映アニメーションと協力してアニメーションシリーズと映画を制作する契約に調印したことに加え、ビデオゲームの制作や訓練プログラムの実施も行っている。