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UAEでアラビア語による生け花・茶道のワークショップが開催

今回のワークショップは、初めてアラビア語で、日本文化に情熱を持ち、これら古来の芸術を何年も学んできたUAEの学生たちによって行われた。
今回のワークショップは、初めてアラビア語で、日本文化に情熱を持ち、これら古来の芸術を何年も学んできたUAEの学生たちによって行われた。
今回のワークショップは、初めてアラビア語で、日本文化に情熱を持ち、これら古来の芸術を何年も学んできたUAEの学生たちによって行われた。
今回のワークショップは、初めてアラビア語で、日本文化に情熱を持ち、これら古来の芸術を何年も学んできたUAEの学生たちによって行われた。
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今回のワークショップは、初めてアラビア語で、日本文化に情熱を持ち、これら古来の芸術を何年も学んできたUAEの学生たちによって行われた。
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29 Nov 2022 02:11:33 GMT9
29 Nov 2022 02:11:33 GMT9

アブダビ:今月、文化基金で裏千家アブダビ茶道教室と小原流UAE支部によって、共同で日本の茶の作法「茶道」とフラワーアレンジメント「華道」(生け花)を教える文化ワークショップが開催された。

今回のワークショップは、初めてアラビア語で、日本文化に情熱を持ち、これら古来の芸術を何年も学んできたUAEの生徒たちによって行われた。本ワークショップはUAEと日本の国交樹立50周年を記念して開催された。

「茶道」16世紀に千利休によって大成された。茶道は「和」(調和)「敬」(尊敬)「清」(純粋)「寂」(静謐)の4つの原理を基礎とする。これらの原理は茶会の主人と客だけでなく、茶室の設え、お軸、お花、お道具から「釜」で沸かす湯が立てる音まで、日本の茶室を取り巻くすべてに適用される。「茶道」は人々を形式や外面的生活の表れから遠く離れた場所へ連れ出し、自分と向き合うことで調和と静けさに満ちた世界へと導くのだ。

日本の伝統的な花の芸術、生け花は600年の歴史を持ち、簡素さと非対称の美、季節的要素を重視する。生け花は世界中の他のフラワーアレンジメントに関連する芸術とは、空間の美学という点で一線を画す。

ワークショップには、7名のUAE女性が出席した。

ワークショップはまず茶道の部から始まり、裏千家流の歴史と、裏千家アブダビ茶道教室紹介された。その後、ファイザ・アル・ムバラキ氏(亭主役)とファティマ・アル・スワイディ氏(客役)による「薄茶運び」と呼ばれる点前が披露された。湯を沸かし、茶道具を清め、客に茶を出すという一連の調和した流れの内に、プレゼンテーションは終わった。出席者も参加できるよう、ファティマ・アル・スワイディ氏が「盆略」点前の作法を詳細に説明し、説明を受けながら参加者たちがファイザ・アル・ムバラキ氏、サラマ・アル・ルマイティ氏、ライラ・アル・ヌアイミ氏の監督の下、一つ一つの手順を行った。茶道チームは静謐な空気がその場に広がる中、参加者たちが「盆略」点前の手順と調和して茶を点てる様子に感銘を受けた。参加者の点てた茶は色、泡立ちともに美しく、心を和ませるものであった。

ワークショップ後半は伝統的な花トの芸術、生け花を扱った。出席者は生け花の歴史、禅の思想に由来する起源について学んだ。生け花のもっとも重要で他のフラワーアレンジメントとは異なる特徴が紹介された。小原流生け花のカリキュラムにある手法の一つであるたてるかたちは、いくつかの幾何学的規則に従うことで花が枝の伸びやかな美を引き立てる方法である。参加者は同じ規則に従いながら花を生けたが、にもかかわらずそれぞれの個性を反映して、出来上がった作品は驚くほど様々であった。

磯俣秋男駐UAE日本大使と夫人もワークショップ会場を訪問した。大使は歓迎のスピーチを行い、このような主旨の初のワークショップを企画した人々の努力を称え、二国間の文化交流を確立することでUAEと日本の絆を深めることに貢献したと述べた。

ファイザ・アル・ムバラキ氏とファティマ・アル・スワイディ氏はワークショップについて次のように話した。「裏千家から、日本文化全般、特に茶の湯に関心を持つ2名の学生としてこのイベントで茶道を紹介することができて、とても光栄でした。私たちは茶道に敬意と称賛を抱いている分、簡単なことではありませんでしたが、先生方の指導を受け、努力を重ねたことで、やり遂げることができました。私たちはこれからも、UAEと日本の関係を様々な方法で強められるよう努めたいです。裏千家アブダビ茶道教室には、信頼を寄せていただいて感謝しています」

「私たちはまた、磯俣大使にもワークショップへの参加と、日本文化に関心を持つUAEの若者を常に支援してくださっていることに対して、感謝したいと思います」

裏千家流は「千利休」によって16世紀に創始された。彼は日本の茶の湯の作法、点前の方法の独創的で素晴らしい基礎を築き、その弟子と子孫が、今日に伝わる茶の道を完成させた。今日の利休の子孫で裏千家の第15代家元である「千玄室」が茶道の文化を海外に広め、現在では世界中に多くの教室がある。中でもエミレーツパレス内にある茶室「緑水庵」は2009年に前家元・千玄室氏から当時の皇太子シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド現首相に贈られたものである。

小原流は19世紀後半、小原雲心によって創始された。当時日本は西側世界に向けて門戸を開きつつあった。雲心は盛花(もりばな)によって新しい世界を開き、これが小原流のトレードマークとなった。彼は盛花に適した浅く幅の広い器を考案した。丈が低く幅広の器に花を生ける盛花と丈の高い円筒状の花瓶を用いる瓶花(へいか)が小原流生け花の二大基本手法である。今日、小原流生け花は現在の5代目家元である小原宏貴氏の下で発展を続けている。東京と大阪に拠点を持ち、日本国内に144の支部があり、海外で134以上の研究グループおよび支部、世界中で30万人以上の会員が存在する。

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