月曜日、ブラックストーン・グループは日本のホテルチェーン、ユニゾ・ホールディングスに対し、1株5600円を1株6000円(53.78ドル)に増額した買収案を提示したと、米国のプライベート・エクイティ・ファームが述べた。米国の投資ファンド、ローン・スターの買収額を上回るものだ。
先週末金曜日のユニゾの市場価格が2000億円なのに比べ、増額されたオファーでは2050億円という評価になっている。
ユニゾはローン・スターからの1株5700円というオファーに賛同しているが、ローン・スターの買付期限は金曜日までであった。
「ブラックストーンは改定されたオファーが、株式の価値を最大化したいユニゾの株主の為だけではなく、すべてのユニゾの社員にとって、最良の選択肢であると確信している」と声明を発表した。
ブラックストーンは、ユニゾがブラックストーンの条件を4月30日までに受け入れれば、買付をすると言っている。
ユニゾは6月に日本の旅行会社H.I.Sから敵対的買収を受けたが、それを阻止するために、途中で米国のバイアウト・ファーム、フォートレス・インベストメント・グループに頼った。
しかし今はフォートレスの1株5200円という買付価格は拒否している。
ブラックストーンは10月に買収候補者として現れた。ブラックストーンが当初からの目論見通りユニゾの経営権を勝ち取ろうとする一方、ユニゾはローン・スターに支援を求めた。
ロイター