Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • サウジエネルギー相、OPECプラスは新型コロナウィルスに責任をもって取り組むと表明

サウジエネルギー相、OPECプラスは新型コロナウィルスに責任をもって取り組むと表明

サウジアラビアのエネルギー相のアブドルアジズ・ビン・サルマン王子は新型コロナウイルスに対処するためできることは何でも行うと強調した。 (ロイター)
サウジアラビアのエネルギー相のアブドルアジズ・ビン・サルマン王子は新型コロナウイルスに対処するためできることは何でも行うと強調した。 (ロイター)
Short Url:
26 Feb 2020 07:02:02 GMT9
26 Feb 2020 07:02:02 GMT9
  • サウジアラビアは 原油減産幅の拡大を支持しているが、ロシアはまだ減産について最終的な立場を表明していない

リヤド: サウジアラビアのエネルギー相は25日、OPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が新型コロナウイルスの感染拡大に責任を持って対応することに自信を持っていると述べた。

サウジアラビアとロシアは石油政策で協力を続けるとも述べた。

「重大なことすべてに注意を払う必要がある」とエネルギー相のアブドルアジズ・ビン・サルマン王子はリヤドの産業会議で記者に語った。

OPECプラスの合同専門委員会は今月、減産規模を日量60万バレル拡大することを提案した。

サウジアラビアは 原油減産幅の拡大を支持しているが、ロシアはまだ減産について最終的な立場を表明していない。

アブドルアジズ・エネルギー相は、まだロシア政府と協議を続けており、サウジアラビアとOPECプラスの他の参加国との協調関係に自信を持っていると語った。

「われわれはアイデアが尽きていないし、電話を切ってはいない。電話会議で意思疎通を図るという常に良い方法がある」と述べた。

OPEC加盟国のイランに影響を及ぼした新型コロナウイルスについて、アブドルアジズ氏はOPECプラス参加国は新型コロナウイルスに不注意であってはならないが、OPECプラス参加国はみな信頼でき、迅速に反応する産油国であると加えた。

中国で発生した、インフルエンザに似た重症急性呼吸器症候群コロナウイルスは今や20か国以上に拡大した。

UAEのマズルーイ・エネルギー相は「もちろん影響はあり、見極めをしている。しかし、次回の会合でできることは何でも行い、問題に対処する」と同産業会議で述べた。

サウジアラムコのアミン・ナセルCEOは24日、原油需要への一時的影響が予想されると述べた。

「我々はこれは短期的であると考えており、今年の後半には需要側面で、特に中国からの需要で改善があることに自信を持っている」と語った。

原油価格のベンチマークが先のセッションで約4%下落したことを受けて、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の懸念が収益にブレーキをかけたにせよ、投資家が買い増しを求め、原油価格が25日上昇した。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top