
東京:日産自動車前社長のカルロス・ゴーン氏は月曜日、経営難に陥っている日本の自動車メーカーは、業界のライバルであるホンダとの合併交渉開始に向けて「パニック・モード」に陥っていると述べた。
両社は月曜日遅くに記者会見を開き、合併交渉を発表すると見られている。
ゴーン氏は2018年に金融不正の疑いで日本で逮捕されたが、保釈中の翌年、音楽機器の箱に隠れて国外に逃亡した。
「率直に言って、これはどうなるのだろう」と、レバノンで逃亡中の70歳のフランス、レバノン、ブラジル国籍の彼は、ビデオリンクを通じて東京で記者団に語った。
負債を抱える日産は先月、数千人の人員削減を発表し、上半期の純利益が93%急落したと報告した。
ゴーン前社長は、「日産に直面している難題に立ち向かえる…人材がいるかどうかわからない」と述べた。
「それが、日産がある種のパニック状態に陥って『助けてください』と降参している理由のひとつだ。そして、彼らは宿敵であるホンダに頼ろうとしているのだ」
ホンダと日産–トヨタに次ぐ日本の第2位と第3位の自動車メーカー–は、2025年6月に合併契約をまとめ、2026年に実際に手を結ぶことを目指している、と地元メディアは伝えている。
来年早々に新持株会社に加わる可能性のある三菱自動車も、月曜日の発表に参加する予定だ。
不正行為を否定し、公正な裁判を受けられないと思い日本を脱出したというゴーン氏は、日産は「自らの弱さと過ちによって疎外されてきた」と述べた。
「ホンダは日産よりはるかに強いが、それでもこの業界では発展途上だ」と彼は付け加えた。
日産とホンダの強みと弱みは同じ分野にあるからだ。
「事業的な観点からは、どこも重複している」
「両社は将来的な相乗効果を見出すことができるかもしれないが…。この提携に明らかなものは何もない」と述べた。
台湾の電子機器メーカーであるフォックスコンもまた、日産に株式の過半数取得を持ちかけて失敗したと報じられている。
日本政府が日産を「別の日本の利害関係者の手に渡す」ことを望むのであれば、それは政治的に理にかなっている。
「しかし、それはまた、業績よりも支配力を優先させることを意味する」とゴーン氏は付け加えた。
AFP