
東京:読売新聞が土曜日に報じたところによると、日産自動車はリストラのため、日本国内の2つの自動車組立工場を閉鎖する計画を準備しており、メキシコの2つの工場の閉鎖も検討しているという。
日産はウェブサイト上の声明で、一部の工場閉鎖の可能性に関する最近の報道は憶測に基づくものであり、会社の公式情報に基づくものではないと述べた。
「現時点では、この件に関してこれ以上のコメントは差し控える」と日産は声明の中で述べた。「日産は、ステークホルダーとの透明性を維持することを約束し、必要に応じて関連する最新情報を伝える」と述べた。
読売によると、閉鎖される国内の工場は、日産が1961年に生産を開始した追浜工場と、日産が50%出資する日産車体が運営する湘南工場だという。
海外では、日産は南アフリカ、インド、アルゼンチンの工場での生産終了と、メキシコの2工場の閉鎖を検討していると、読売は無名の情報筋の話を引用して伝えている。
日本第3位の自動車メーカーは今週初め、抜本的なコスト削減を発表し、従業員を約15%削減し、生産工場を世界17カ所から10カ所に削減すると発表した。
日産は土曜日の声明で、メキシコとアルゼンチンの日産フロンティアとナバラの生産をメキシコのシバック工場に集約すると発表していたと述べた。
また、3月にはフランスのアライアンス・パートナーであるルノーが、インドの合弁事業であるルノー・ニッサン・オートモーティブ・インディア・プライベート・リミテッド(RNAIPL)の株式を買い取ると発表していた。
国内工場の閉鎖は、2001年の村山工場閉鎖以来となる。
追浜工場は年間約24万台の生産能力を持ち、10月末時点で約3,900人が働いていた。2010年には、世界初の大衆向け電気自動車とされるリーフの生産を開始した日産初の工場となった。
読売によると、商用バンを生産する湘南工場の年間生産能力は約15万台、従業員数は約1,200人である。
ロイター