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4月鉱工業生産9.1%低下=東日本大震災時を下回る―新型コロナで需要低迷

新型コロナウイルス感染拡大に伴い国内外で需要が低迷、工場が稼働停止に追い込まれたことが影響した。(AFP)
新型コロナウイルス感染拡大に伴い国内外で需要が低迷、工場が稼働停止に追い込まれたことが影響した。(AFP)
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29 May 2020 01:05:26 GMT9
29 May 2020 01:05:26 GMT9

経済産業省が29日発表した4月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は87.1となり、前月比9.1%低下した。3カ月連続で低下し、東日本大震災が発生した11年3月の87.3を下回る低水準となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い国内外で需要が低迷、工場が稼働停止に追い込まれたことが影響した。

生産の基調判断は「低下している」から、リーマン・ショック後の09年2月以来となる「急速に低下している」へ下方修正した。 

生産の下げ幅(9.1%)は、09年1月に記録した8.8%を上回った。業種別では全15業種のうち14業種が前月を下回った。自動車工業は33.3%減となり、経産省は「部品調達が困難だったことや需要減による工場の稼働停止で、群を抜く大きな下げ幅となった」と説明した。輸送機械工業(自動車工業を除く)は25.0%減だった。半導体製造装置など生産用機械工業は2.5%のプラスだった。

出荷は8.8%低下。生産用機械工業と合成洗剤など化学工業(無機・有機化学工業、医薬品を除く)以外の13業種で前月を下回った。在庫も0.3%低下した。

生産予測は、5月に4.1%低下し、6月は3.9%の上昇を見込むが、「企業側でも見通しを立てるのが難しい状況」(経産省)となっている。

JIJI Press

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