芳賀: 本田技研工業は11日、完全電気自動車への移行が遅れる中、日本の自動車メーカーが競争力強化を図るため、中型ハイブリッド車を中心としたプラットフォームと大型車用ハイブリッド・システムの開発を進めていると発表した。
新プラットフォームは、2027年以降の車両に導入される予定で、ハイブリッド車用に設計されるが、ガソリン車のみのモデルにも対応できる。ホンダによると、このプラットフォームは現在の設計よりも約90kg(200ポンド)軽くなるという。
トヨタに次ぐ日本第2位の自動車メーカーであるホンダは、中国やその他の市場での激しい競争に直面する一方で、北米での輸入関税や価格圧力に対処するため、米国での成長への取り組みを強化している。
トヨタ自動車は、コスト削減と開発のスピードアップを目指し、プラットフォームを使用する異なるモデル間で部品の60%以上を共有し、モジュラーアーキテクチャを採用することを目指している。この変更により、走行安定性とハンドリングが向上するとしている。
ホンダは、プラットフォーム上のバッテリーを車両後部ではなく中央付近に配置し、より少ない独自部品で異なる車両重量に対応する耐荷重を調整する。同社はまた、2030年までにDセグメント以上のモデル向けに検討している大型ハイブリッドシステムのプロトタイプも公開した。
Dセグメントとは、中・大型車のこと。
ホンダは、同様のガソリン車と比較して燃費を30%以上向上させるとともに、加速性能とボートやトレーラーなどの牽引能力を向上させることを目指していると述べた。ホンダは5月、2027年からの4年間に13の次世代ハイブリッドモデルをグローバルに発売する計画であると発表しており、今回の発表となった。
ホンダは、2024年の総販売台数380万台に対し、2030年までに昨年の86万8,000台を上回る220万台から230万台のハイブリッド車を販売することを目指している。
ホンダの推進は、電気自動車の需要が予想以上に伸び悩む中、自動車メーカーがいかにハイブリッド車に傾倒しているかを浮き彫りにしている。ライバルのトヨタとヒュンダイは、すでに米国で3列シートのハイブリッド・スポーツ多目的車を販売している。
ロイター