東京:日本の三菱マテリアルは2035会計年度までに銅の一次製錬量を30-40%削減する計画で、収益性を改善するために二次製錬にシフトする、と水曜日に発表した。
日本の銅製錬会社は、精鉱の逼迫した供給と中国の製錬能力の拡大により、処理精錬料(TC/RC)の暴落と製錬マージンの縮小に苦しんでいる。
三菱マテリアルは10月、小名浜製錬所の10-3月期の精銅生産量を前年同期比で4分の1削減すると発表した。
また、JXアドバンストメタルズ、三井金属鉱業、丸紅が出資する国内ライバルのパンパシフィック・カッパーと、銅精鉱の調達と銅製品の販売を統合する予定。
三菱マテリアルは、4月からの新3ヵ年事業計画を発表し、銅の一次生産を電子廃棄物を利用した二次製錬にシフトし、成長を促進するために欧州と米国で新たな二次製錬所の建設を検討すると述べた。
二次製錬は、採掘された鉱石ではなく、リサイクルされた材料から銅を生産する。
田中 徹也社長は記者会見で、「現在の低TC/RCは今後も続くと予想されるため、収益性の高いEスクラップ処理へのシフトは当社の持続的成長に不可欠である」と述べた。Eスクラップとは、廃棄されたパソコン、スマートフォン、家電製品などの電子廃棄物を指す。
「銅精鉱の加工から二次製錬へと収益構造を転換し、生産システムと事業ポートフォリオを最適化することで、量から質へと急速に重点を移していく」と述べた。
同社は2035年までに二次製錬能力を倍増させることを目指しているが、一次製錬の減少により、精銅量は現在の年間約40万トンから20~30%減少すると田中氏は述べた。
三菱マテリアルはまた、タングステン事業のグローバル展開を加速させ、欧州でのリサイクル能力を拡大し、バッテリーや防衛に使用されるレアメタルのリサイクル拠点を米国に新設する。
「2030年までに中国以外のタングステン製造拠点でリサイクル率100%を達成することで、収益性を高めながら需要の増加に対応していく」と田中社長は述べた。
ロイター