東京:ソニーは11日、第3四半期の営業利益が予想を22%上回り、通期見通しを上方修正したと発表した。
ソニーの株価は、この結果を受けて4%上昇した。また、自社株買いスキームの拡大を発表したことも好感された。
10-12月期の営業利益は5,150億円に上り、LSEGが集計したアナリスト10名の予想平均4,690億円を大幅に上回った。
音楽事業の好調を理由に、通期の営業利益予想を8%増の1兆5400億円に上方修正した。
日本のコングロマリットは長年にわたり、家庭用電化製品からエンターテインメントへと軸足を移して成功を収めてきたが、投資家が将来の成長ドライバーを疑問視しているため、ここ数ヶ月株価が下落している。
ソニーは、年末商戦を含む10-12月期に800万台のプレイステーション5を販売したが、前年同期比16%減だった。
とはいえ、ゲーム部門の利益は19%増の1,408億円で、ソフトウェアの売上増がハードウェアの損失増を相殺した。
ハードウェア・メーカー各社も、AI投資ブームの中、メモリ・チップ価格の高騰に悩まされている。チップ価格の高騰が利益率に与える影響を懸念し、同業の任天堂の株価は水曜日に低迷した。
ビデオゲーム業界への人工知能の導入も不透明感をもたらしており、アルファベット傘下のグーグルがAIを搭載したゲーム制作ツールを導入したことで、ゲーム株はここ数日下落している。
ソニーの据え置き型ゲーム機事業は、テイクツー・インタラクティブが発売を延期している「グランド・ワールド・イン・ジャパン」の発売が追い風になるとみられている。
「グランド・セフト・オートVI」が11月に発売される予定だ。
コングロマリットは、5月までの自社株買いを従来の1000億円から最大1500億円に拡大すると発表した。
ロイター