アラブニュース

• 「大規模経済リセットプログラム」は、国内経済の回復と再構築を促す「COVID出口戦略」の一環だ
• この経済プログラムは、現在と将来の政策の分析を大きく取り上げている

ドバイ：ドバイは新型コロナウイルスのパンデミック後の「持続可能な」、「回復力のある」自国の将来に向けて、アラブ首長国の経済を再構築する取り組みの一環として、経済プログラムを開始した、と同政府は述べた。

ドバイ政府はモハメッド・ビン・ラシッド・スクール・オブ・ガバメント（MBRSG）と協力して、経済の回復と再構築を促す「COVID出口戦略」の一環として、「大規模経済リセットプログラム」を開始した、と国営通信社のWAMが8月4日に報じた。

この経済プログラムは、将来の経済政策、規制、イニシアチブの方向性と傾向を設定するために、現在と将来の政策分析、調査研究、広範囲に及ぶ関係者との協議を大きく取り上げている。

同政府はドバイ経済の成長戦略を立てるために、国内外から経済と社会の専門家を起用することを計画している。

MBRSGは世界の専門家や、専門分野の権威たちと「バーチャル形式の政策委員会」を開催し、COVID-19がドバイの経済に与えた影響と、今後可能性のある政策対応とイニシアチブについて議論した。

最初の円卓会議で、世界銀行などの主要な国際機関からの首席エコノミスト、高位の専門家、研究者たちはドバイ経済とMBRSG の専門家たちに加わった。

「官・民・学の関係者たちによる三重らせん構造の共同作業は、過去においていつも最善の解決策を導いてきました。現在の極めて不明確な状況の中で、あらゆる関係者同士の広範囲な共同作業と連帯が、我々の将来の繁栄のために不可欠です。このバーチャル形式の政策委員会は、今後の正常な経済の中のリスクとチャンスに対応するために、ドバイとUAEが採用できる最善のアプローチを提案することになります」と、ドバイ経済開発局、企業戦略部門のモハメッド・シャエル・アルサーディCEOは述べた

「このバーチャル形式の政策委員会は、将来の経済に関して、世界の専門家と思想家たちが、自らの意見を交換するあらゆる課程が重要な鍵となります。この新時代に、新たな経済主体に権限を与える政府の役割は、ますます中心的なものとなりつつあり、ドバイはCOVID19後の革新的な成長モデルの道を、先導する立場にいます」と、MBRSGの学部長、ラエド・アワムレー教授は述べた。

この円卓会議ではまた、このパンデミックが国際貿易、外国投資、観光、デジタルグローバル化に与えた影響についても議論された。