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サウジの投資家が米国の合成ペットフードメーカーに投資

KBWインベストメンツおよびKBWベンチャーズの創業者で、不動産開発会社アラダの共同創業者でもあるカリド・ビン・アルワリード・ビン・タラール・アルサウード王子。(供給写真)
KBWインベストメンツおよびKBWベンチャーズの創業者で、不動産開発会社アラダの共同創業者でもあるカリド・ビン・アルワリード・ビン・タラール・アルサウード王子。(供給写真)
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27 Aug 2020 06:08:03 GMT9
27 Aug 2020 06:08:03 GMT9
  • 世界のペットフード市場規模は約1,000億ドル相当と推定される

アラブニュース

ロンドン:サウジの起業家カリド・ビン・アルワリード・ビン・タラール王子が、動物質を含まないペットフード用培養鶏肉タンパク質を世界で初めて作り出したと主張する米国企業への関与を強化しようとしている。

ホテル業界の大物の息子で完全菜食主義者のアルワリード王子は、自身の会社KBWベンチャーズを通して米国を拠点とするボンド・ペットフーズ社に対し、昨年の120万ドルのシード資金調達ラウンドへの参加に続く2回目となる投資を行う予定だ。

同社は、KBWベンチャーズが投資した4社目の細胞農業スタートアップとなる。その背景には、世界的な食料安全保障の懸念を理由の一部として合成タンパク質への関心が高まっていることがある。

独自の製造プロセスを用いることで、ボンド社は雌鶏から血液サンプルを採取し、ペットフードへの利用に最適な種類の鶏肉タンパク質の遺伝子コードを判断することができる。このコードはその後、食品グレードの酵母株と結合される。この酵母が発酵タンクの中で育てば、通常は養鶏場や野原で生産されるのと全く同じ食肉タンパク質を大量生産する。

「ボンド社の科学チームは同様の発酵プロセスを通して作られるその他の培養肉の生産にも取り組んでいる」と、ボンド・ペットフーズのペルニラ・アウディベルト共同創業者は言う。

ボンド社の培養鶏肉タンパク質は2023年の製品化が予定されている。同製品には必須アミノ酸など、従来の鶏肉と同じ主要栄養素が含まれていると同社は主張する。

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