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日本の失業率2017年以来の水準に悪化

日本の失業率は2017年5月以来の水準に悪化した(AFP)
日本の失業率は2017年5月以来の水準に悪化した(AFP)
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02 Oct 2020 03:10:10 GMT9
02 Oct 2020 03:10:10 GMT9

総務省が2日発表した労働力調査によると、日本の8月の完全失業率は3.0%となり、2017年5月以来の水準に悪化した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた雇用情勢の厳しさが続いている。

同調査によると、8月の完全失業率は前月比0.1ポイント増の3.0%。3%台になるのは、2017年5月以来となる。

また、厚生労働省が同日発表した8月の有効求人倍率は1.04倍で、前月の1.08倍を0.04ポイント下回った。

日本経済は、コロナウイルスの感染拡大が世界経済に壊滅的な影響を与える以前から、相次ぐ自然災害や消費税増税の影響により停滞状況に陥っていた。

コロナの感染が拡大すると、政府は強制的なロックダウンは実施せず、外出の抑制についての協力を要請し、国民の大半は要請に応じた。

だがこうした措置は、入国制限措置と相まって、観光業と個人消費に深刻な打撃を与え、特に接客業は大きな影響を受けた。

急速に高齢化が進んでいる日本では、労働力人口が減少しており、労働市場はきわめて厳しい状況にある。

安倍晋三前首相は、女性や高齢者の労働参加を拡大させるとともに、国の厳格な移民政策の規制緩和によりこの問題に対処しようとした。

先月首相に就任した後任の菅義偉氏は、安倍政権の政策継承を掲げている。

AFP

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