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産油国、コロナ第二波の中、需要の予測に苦戦(Energy Watchdog)

OPECプラス(石油輸出国機構とロシアなどその他の産油国)は1月から供給を200万BPD増やす計画を立てている。(ロイター通信社)
OPECプラス(石油輸出国機構とロシアなどその他の産油国)は1月から供給を200万BPD増やす計画を立てている。(ロイター通信社)
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14 Oct 2020 08:10:02 GMT9
14 Oct 2020 08:10:02 GMT9
  • 「今後、数ヶ月に受け入れられる余剰供給には限りがある」

ロンドン:コロナ禍のピークでは増加した世界の石油備蓄は、現在、着々と減り続けていると国際エネルギー機関(IEA)は水曜日に発表した。だが、第二波が需要を低下させており、市場のバランスを保つための産油国の試みを複雑にしている。

OPECプラス(石油輸出国機構とロシアなどその他の産油国)は1月から供給を200万BPD増やす計画を立てている一方、IEAは、停戦によりリビアの産油量が現在の30万BPDから12月には70万BPDまで増えると予測している。

「今後、数ヶ月に受け入れられる余剰供給には限りがある」と、IEAは月次報告で述べた。「原油市場により競争をもたらそうとするなら、変動し続ける目標値を見定めなければいけない」

OPECプラスは現在、産出を770万BPD削減している。

IEAによれば、「産油国の努力はある程度実を結んでいる」。原油価格は比較的安定し、備蓄は大きく減っている。第3四半期には230万BPDの減少が見られ、第4四半期には410万BPDの減少が予測されている。

だが、夏に回復した需要は現在、コロナ第二波と新たな移動規制により低下を見せているとIEAは付け足した。

「現在の状況からは、期待される経済回復と石油需要上昇の予測がどれほど確かなものになるか、疑問を抱かずにはいられない」と、IEAは語る。

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