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ANA、小型機も削減=採算改善へ機種絞り込み

ANAホールディングス傘下の全日本空輸は、既に羽田、成田、関西、中部の4空港の国際線を減便・休止している。(AFP)
ANAホールディングス傘下の全日本空輸は、既に羽田、成田、関西、中部の4空港の国際線を減便・休止している。(AFP)
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25 Oct 2020 01:10:34 GMT9
25 Oct 2020 01:10:34 GMT9

ANAホールディングスが、運航する機体について、長距離国際線に使う大型機に加え、小型機も削減する方針を固めたことが24日、明らかになった。維持費がかさむ長期間利用している機体が対象で、運航機種を絞り込み、採算を改善する狙い。新型コロナウイルスの影響で海外路線の需要が低迷しており、国内事業を中心に収益確保に努める。

27日に発表する事業構造改革に盛り込まれる見通しだ。削減の対象は長距離・大型のボーイング777型機(座席数400前後)など約30機のほか、小型のボーイング737型機(同120前後)など数機。削減規模はグループ全体で保有する300機の1割程度になる。国際線の小型エアバス機などを国内線に切り替える案も検討している。

削減する機体については資産価値が下がっており、2021年3月期中に減損処理する。多額の損失を計上するが、機数・機種の絞り込みで整備費などを削減し、固定費圧縮策の柱とする。 

ANAホールディングス傘下の全日本空輸は、既に羽田、成田、関西、中部の4空港の国際線を減便・休止している。コロナ収束は見通せず、中期的に減便数の追加も検討する。海外渡航の一部緩和や治療薬などの開発進展で、需要が急回復する場合には羽田発着便を優先して再開する方針を決めている。

JIJI Press

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