• 産業許可証発行数の増加は産業部門の回復力を示しているが、国内の資源に重点を置く必要がある

Hebshi Al-Shammari

リヤド：サウジアラビア産業鉱物資源省は今年1月から11月の間に合計829件の新規産業許可証を発行しており、これは8.67%の増加で、コロナウイルスのパンデミックの影響に直面している産業部門の回復力を示している。

同省によると、工場の総数は9,563件、総額は1.086兆リヤルに上ったという。サウジアラビアの首都リヤドは、サウジアラビアの13地域の中で工場の40.4%を占めて他の地域を圧倒した。東部州の21.9%、メッカ地域の18.9%がこれに続いた。

月別の数字では、パンデミックの影響を受けて新規の認可数は1月の99件から4月には11件、5月には4件にまで減少した。しかし、渡航制限が緩和され始めると、産業部門は回復し、新規の認可数は6月に118件、10月には124件に増加した。

ある業界関係者はアラブニュースに、パンデミックの結果、この部門は好況となっていると述べ、マスク製造工場の役員は、この部門は有望で、競争力があり、十分な資源があると述べた。 

ショーラル評議会（Shoural Council）の経済委員会委員で、医療用品メーカーBadael社の社長を務めるサレハ・アル・ナザハ氏は、COVID-19パンデミックは世界中に大きな課題を課したが、サウジアラビアの産業部門は好調を維持しており、国内の工場を支えていると述べた。

「医療用品と滅菌器の工場の数は、パンデミックの間の3～4か月で倍増した。医療部門がパンデミックに立ち向かうために多大な努力をした一方で、産業部門も工場を支えた。これは、二聖モスクの守護者と皇太子の指示のおかげであり、また、工場を支えるために懸命に働き、時間を捧げた大臣と彼のチームのおかげでもある」とアル・ナザハ氏は述べた。

バンダル・アルホライエフ産業鉱物資源相は先週、サウジアラビアをより独立した、自立したものにするために国内の生産・資源に重点を置く必要があると話した。アル・ナザハ氏もこのことは優先して行われる必要があると述べた。

アル・ナザハ氏は70%の国内部品を使用して国内製品を製造した大規模な産業提携があると述べた。「私は、我々のプロジェクトや他国でのプロジェクトで、我々の国内製品が100%使用されることを確信している」と同氏は述べた。

物流の専門家、Zael Al-Dayhani氏は、産業部門は経済の重要な柱であり、炭化水素への依存度を下げ、さらなる自給自足に向けた目標だと述べた。同氏は、特にCOVID-19パンデミックの課題とその影響を克服することに関して、官民を完全に統合することの重要性を強調した。

「強いインフラと競争上の優位性を持つ部門に集中することが重要だ」と同氏は述べ、中小企業もまた、特にサービス業を中心に規模を拡大できるよう、より多くの支援を必要としていると付け加えた。

「サービス業は他の産業と一緒に発展すべきだ。それにより、雇用機会を創出し、輸入への依存を減らすことができる。そうすれば、完全なサービス業と産業のビジネスエコシステムを構築することができる」と同氏は述べた。

「これらの企業は、マーケティング戦略と管理システムを開発する必要がある。また、ビジネスエコシステムに完全に統合するための長期的な戦略も必要だ」と同氏は続けた。 

ショーラル評議会（Shoural Council）の経済委員会委員で、医療用品メーカーBadael社の社長を務めるサレハ・アル・ナザハ氏（提供写真）

Superior Business社の専務取締役を務めるMoath Al-Sanad氏は、同氏の会社はCOVID-19パンデミックのような国家的危機の真っ只中にあっても、何を成し遂げることができるかの明確な例だと述べた。

「我々は何とか医療用品のためにSuperior Business社を設立し、この大切な国の医療需要の一部に応えることができた」と同氏は述べた。 

同氏はSuperior Business社のような会社の設立が2030年までにサウジアラビアの非石油製品の輸出をGDPの16%から50%に引き上げるという政府の努力の肯定的な例だと述べた。

「我々はこれらの努力に誇りを持っている。疑う余地もなく、政府、特に二聖モスクの守護者と皇太子による無限の支援、そして産業部門と国民経済の発展を重視したビジョン2030のおかげで、我々の産業部門は有望で高い競争力を持ち、能力と資源を誇っている」とアル・サナド氏は話した。

これらの野心的な2030年の目標を達成するために、経済学の専門家、アブドル・アジズ・I・ダギスタニ氏は、今年の躍進にもかかわらず、産業部門は依然として国内製品のさらなる利用を奨励するための追加の支援、そして人的資源を必要としていると述べた。