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サウジアラビアが聖地開発のため2億7,000万ドルの企業を立ち上げ

サウジアラビアの聖地を開発するための2億7,000万ドル規模の企業が立ち上げられた。(資料写真/SPA)
サウジアラビアの聖地を開発するための2億7,000万ドル規模の企業が立ち上げられた。(資料写真/SPA)
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18 Jan 2021 02:01:02 GMT9
18 Jan 2021 02:01:02 GMT9
  • キダナはミナに本社を置き、マッカ・アルムカッラマ・聖地王立委員会(RCMC)が所有する初めての共同資本会社になる
  • キダナは聖地を再建・改修する際、長期的に持続可能なものにすることを目指している

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアの聖地を開発するための2億7,000万ドル規模の企業が立ち上げられた。

キダナはミナに本社を置き、マッカ・アルムカッラマ・聖地王立委員会(RCMC)が所有する初めての合資会社になると、サウジ通信社が報じた。同社は10億サウジリヤル(2億7,000万ドル)の授権資本を有する。

RCMCは土曜に発表を行った。

キダナの取締役会長アブドラ・ビン・バンダル・ビン・アブドゥルアジズ王子が、メッカおよびメディナの2つの聖地を維持・保護することが重要な理由を説明した。

「聖都は故アブドゥルアジズ国王の時代以来、サウジのそれぞれの国王から優先的な手入れと配慮を受けてきた。アラーが守るそれらの聖地は、我々の宗教と歴史の最も神聖化されたシンボルである」と、王子は述べた。

キダナは聖地を再建・改修する際、長期的に持続可能なものにすることを目指している。同国のビジョン2030改革プランに合わせて聖地が収容できる巡礼者の数を増やし、より多くの巡礼者が毎年のハッジ(メッカ巡礼)とウムラ(少巡礼)を実行できるようにするつもりだ。

また、1年を通して最適な利用ができるように聖地を改修し、持続可能な都心を作り出して、ハッジシーズン中の運営の効率性を上げることも望んでいる。提供するサービスの質を向上させると共に、聖地に近い場所の不動産プロジェクトを設計・開発する計画もある。

キダナの立ち上げは、昨年9月に概要が説明された、聖地を開発・維持するためのRCMCの戦略の重要な最初の一歩となる。

RCMCの今後の優先事項の中には、聖モスク・聖地プログラムの活性化や、土地・不動産プログラム、輸送および輸送インフラプログラム、パートナーシップ投資プログラム、並びに総合管理センターの支援する金融持続可能性プログラムの開発が含まれる。

キダナの第1回取締役会の後、RCMCでシニアアドバイザーを務めるハテム・モウミナーが同社CEOに任命された。

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