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Expo 2020の開催が承認され、代表的パビリオンがオープン

Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
Expo 2020のサステナビリティパビリオン内部展示の概観(写真提供:Dany Eid / Expo 2020)
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18 Jan 2021 02:01:33 GMT9
18 Jan 2021 02:01:33 GMT9
  • テラパビリオンが、デザイン、持続可能性、テクノロジーのマスタークラスとしてベールを脱いだ

Rebecca Anne Proctor

ドバイ: アラブ首長国連邦のドバイが主催する待望のExpo 2020は、もともと2020年10月20日から2021年4月10日まで予定されていたが、現在世界中およびアラブ首長国連邦でもコロナウイルスの症例が増加しているにもかかわらず、一般公開に向けた第一歩を踏み出した。

土曜日、持続可能性に焦点を当てたExpo 2020の代表的なパビリオンであるテラがベールを脱いだ。パビリオンプレミアの一環として、1月22日から4月10日まで一般公開される。これは2021年10月の世界デビューに先立ち、訪問者がExpo 2020のテーマ別パビリオンを下見できる期間限定の機会である。アリフ(モビリティパビリオンとミッションポッシブル)オポチュニティパビリオンの公開が2021年の第1四半期に続く。

ドバイは、1年にわたる延期と、すでに脆弱であった経済をさらに打撃したパンデミックの後、Expo 2020を軌道に乗せるために急いでいる。国際博覧会はアラブ首長国連邦に約2500万人の訪問者を集め、多数の商取引を引き起こすと予想されている。それは海外からの観光客と投資を後押しするためのインフラストラクチャへの数十億ドルの投資を意味する。

テラは、空飛ぶ円盤、あるいは砂漠のヤシの木の技術的表現とでも言える、1,055枚のソーラーパネルで覆われた幅130メートルの巨大なキャノピーを備えている。このパビリオンは英国を拠点とするGrimshaw Architectsによって設計され、持続可能な建築の最高認定証である「エネルギーおよび環境デザインのリーダーシップ」のプラチナ認定証の獲得を狙っている。

パネルは年間4ギガワットの代替エネルギーを生成する。これは900,000台以上の携帯電話を充電するのに十分な電力だ。パネルは合計438ヘクタールをカバーする博覧会の広大な敷地内の砂漠の風景から生えるように設置され、アルマクトゥーム国際空港近くのドバイサウス地区にある。この功績はまた巨大な規模なので、残りの国立パビリオンを完成させようと忙しく動き回る建設労働者の姿をほとんど覆ってしまっている。

「地球」を意味するラテン語に由来するテラは、約2億7,200万ドルの費用がかかり、消費するエネルギーと同じ量を生成するように設計されている。また、地下のコンテナに雨水を溜め、必要な水をすべて供給するという。このパビリオンは、アラブ首長国連邦、広くは中東、そして全世界の環境向上を誘因することを目的としている。このパビリオンは、芸術、技術、持続可能な設計、建築を通して、訪問者を感動的な旅にいざない、人類と地球との関係の物語と、私たちの今とるべき行動が、今後のより大きな利益に向けた現在の危機改善のためにどう役立つかを伝えようとしている。

「テラへの訪問者が突然深い感情に襲われ、周囲の世界の美しさを実感することを願っています」と、Expo 2020のサステナビリティパビリオン監修のJohn Bull氏はアラブニュースに語った。「私たちは、訪問者に地球がどのような脅威にさらされているかという情報を提供し、彼らが愛と正確な知識を持って行動し、日常生活で直面する問題の解決策を編み出すようにインスパイアされ、人類と自然との関係により大きなバランスをもたらすことを真に望んでいます。」

訪問者は、森の中をインタラクティブに散歩するなど、楽しく感動的な自然界の旅に出る。そして、人類の有害な判断が地球に及ぼす影響を学ぶ。またアラブ首長国連邦を代表するアーティスト(Mohamed Ahmed Ibrahim、Zainab Al-Hashemi、Mohamed Kaze)が、Expo 2020のために特別に委託された人類と地球の相互作用の側面を表現する作品を展示する中庭もある。

子供の遊び場、土産物屋、いくつかのレストランもある。ここでの体験は5感を関与させ、意味深いメッセージを残す。国際博覧会の後、テラは将来の世代が持続可能な選択をするよう鼓舞するための科学センターとして残るという。

「テラはアイデアの巣のようなものだと思います」とBull氏は付け加えた。「訪問者にとっては、私たちが植え付けたエネルギー、刺激、情熱で以って彼らの日常生活について誓約し、ここUAEや世界の他の場所でイニシアチブにサインアップする機会となります。」

Expo 2020は、人間のつながり、対話、アイデアの交換を中心に添えている。長い間、東洋の貿易と商業の中心地であったドバイは、国際博覧会を通じてその古代の役割を継承する。

「私たちのメインテーマである「心をつなぎ、未来を創造する」は、これまで以上に重要です。地球が私たちに提示している難題の解決策を見つけるために、一丸となって取り組む必要があるからです」と、Expo 2020のコミュニケーション担当副社長のMohamed Al-Ansaari氏は述べた。「それは孤立して国境を閉鎖することではありません。現在は、人々を結集させ、心をつなぎ、未来を創造することが重要なのです。」

記者会見で主催者は、博覧会は常にデジタルコンテンツを含むことを意図していたと述べた。これはコロナウイルスの症例が急増し、不安定な将来においては特に重要だ。にもかかわらず、土曜日のパビリオンプレミアの開幕は楽観主義と熱意に満ちていた。

「昨年のパンデミックが発生する前から、私たちは常に強力なオンラインプレゼンスを計画していました」と、博覧会の事務局長でアラブ首長国連邦の国際協力大臣であるReem Ebrahim Al-Ashimy氏は語った。「現在置かれている状況により、これはより重要となりました。何か月ものの孤立と不確実性の後、このイベントは人間の連帯を動機付ける機会としてきっと役立つことでしょう。」

イベント終了後、テラや博覧会場はどうなるのか?通常のように、そのような建築現場を取り壊すのは「持続可能な」行動とは言い難い。博覧会後、建物の80%はドバイの統合された「未来のスマートシティ」District 2020として再利用されるという。Al-Ansaari氏は次のように述べた。「Expo 2020は生き続け、スマートで持続可能な方法で人々と空間をつなぎ続けます。ドバイは、「コネクター」を意味するその古代の名前「アルワスル」のように、常に貿易、アイデア、商取引を通じて多様な人々を結びつけることを目的としてきたのです。」

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