Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • ビジネス
  • ビットコインが最近数ヶ月で最悪の週間値下がり幅へ

ビットコインが最近数ヶ月で最悪の週間値下がり幅へ

バブル相場の懸念の中、ビットコインは2週間前につけた史上最高値42,000ドルよりも20%下で取引されている。(ロイター)
バブル相場の懸念の中、ビットコインは2週間前につけた史上最高値42,000ドルよりも20%下で取引されている。(ロイター)
Short Url:
22 Jan 2021 06:01:05 GMT9
22 Jan 2021 06:01:05 GMT9
  • 世界で最も人気のあるこの仮想通貨はアジアの早い取引時間帯に5%以上値下がりし、約3週間ぶりの安値28,800ドルをつけた。

シンガポール: ビットコインは金曜、大きく相場が変動し、9月以来最大となる週間の下げ幅へと向かった。規制をめぐる懸念が材料となり、史上最高値を記録した最近のバブル的な急騰の調整が進んだ。

世界で最も人気のあるこの仮想通貨は5%以上下落し、アジアの早い取引時間帯に約3週間ぶりとなる安値28,800ドルをつけた。その後は32,000ドル付近で安定した。今週はこれまでに11%価値を落としており、昨年9月の12%の下落以来最大の下げ幅となった。

トレーダーたちによれば、ビットコインの一部が二重払いされた可能性があることを示唆するBitMEXリサーチの報告がTwitterに投稿され、後にこの懸念が解消されたとしても、売りが出る十分なきっかけになったという。

「ビットコインのような非効率で未成熟な市場を合理的に説明したくないかもしれないが、反転の動きがあることは確か」と、メルボルンのIGマーケッツでアナリストを務めるカイル・ロダはBitMEXの報告を受けて話した。

「大衆はおそらくそこに注目し、恐ろしくてショッキングな状況と考えたのだろう。そうして売り場面になった」

ビットコインは2週間前に記録した42,000ドルの史上最高値から20%下で取引されている。多くのバブル相場の1つという懸念が高まる中、仮想通貨へ規制当局の関心が向けられていることもあり、徐々に勢いを失いつつある。

火曜に行われた米国上院の公聴会で、ジョー・バイデンが財務長官に選んだジャネット・イエレンは、仮想通貨が違法な活動への資金提供に使われる可能性があるとの懸念を示した。

欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルドが先週、ビットコインの世界的な規制を求めたことを受けての懸念の表明だった。

それでもまだ、昨年3月につけた2020年の安値3,850ドルよりも約700%価値を高めている資産にとって、反落したことで値上がりの余地も生まれたと言う人たちもいる。

「価格変動が非常に激しい」と、シドニーの仲介業者CMCマーケッツでストラテジストを務めるマイケル・マッカーシーは言う。「異常な値上がりが起こった。ビットコインらしいことが起きており、周りを振り回している」

2番目に規模の大きい仮想通貨イーサリアムは金曜、まず1週間ぶりの安値に値下がりした後、アジアの遅い取引時間帯に6%上昇し、1,177ドルで取引された。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top