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日本メーカー、舶用水素燃料エンジンの開発へ

各社は水素エンジンの2025年の市場投入を目指す。
各社は水素エンジンの2025年の市場投入を目指す。
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07 May 2021 01:05:18 GMT9
07 May 2021 01:05:18 GMT9

アラブニュース・ジャパン

川崎重工業株式会社、ヤンマーパワーテクノロジー株式会社、株式会社ジャパンエンジンコーポレーションの3社は4月27日、国産エンジンメーカーとしてのコンソーシアムを結成し、外航・内航大型船向けに世界に先駆け舶用水素燃料エンジンの共同開発に乗り出す。

温室効果ガス削減の動きが加速する中、舶用エンジンにおいても各種代替燃料への転換が期待される。水素は温室効果ガス排出ゼロの達成が可能な燃料として、発電やモビリティーなどの各産業界において世界的に注目を集めている。この代替燃料の世界的な拡大に向けて、3社は水素のバリューチェーンにおける技術の開発を目指す。

3社は、基礎燃焼解析や素材、シール技術開発、船級規則対応などの共通技術要素で連携を図り、各社が2025年頃の舶用水素燃料エンジンの市場投入を目指す。

川崎重工業は中速4サイクルエンジン、ヤンマーパワーテクノロジーは中・高速4サイクルエンジン、ジャパンエンジンコーポレーションは低速2サイクルエンジンの開発に取り組む。開発に取り組むことで、船舶用主機・補機や発電用など、様々な用途に対応可能なラインナップを同時並行で完成させる。さらに、統合型水素燃料システムの一部として、舶用水素燃料貯蔵・供給装置を開発する。

同コンソーシアムは各社固有技術を搭載した自社開発エンジンをベースとした舶用水素燃料エンジンを世界に先駆け共同開発・市場投入することで、日本の造船業における水素燃料船の早期建造への貢献を図る。さらに、将来的な水素燃料船の普及拡大を通し、日本海事産業の活性化と持続可能な社会の実現を目指す。

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