• サウジアラビアの人気国産ブランド「ALBAIK（アルバイク）」がドバイに進出
• 人気飲食店であり、ドバイ・モールに新支店をオープン予定

アラブニュース

ドバイ: サウジアラビアの国民的ブランドの１つ、ALBAIKがドバイに進出する。人気の飲食チェーン店であり、ドバイ・モールに新支店を開く。ALBAIKのメニューは多岐に渡っていて、アラブ首長国連邦（UAE）で初の支店となる。

ALBAIKは1974年にジェッダで創業された。その後サウジアラビアとバーレーン全体に120店舗以上の支店を展開するまでに成長した。

ALBAIKはCNNによって世界のファースト・フード・チェーンのベスト8に選ばれている。サウジアラビア全体に熱狂的なファンのコミュニティを育てており、このブランドの人気を高めている。

ALBAIKは先日、サウジのタブークという都市に世界初となる8レーンのドライブスルーをオープンした。移動式屋台が設置されており、車が4キロを超える行列をなしたという。

ALBAIKは2020年末にバーレーンに支店を3店舗オープンしており、ドバイへの出店の後押しとなった。新店舗の広さは355平方メートルで、チキン、シーフード、グリル料理、ベジタリアン料理などの幅広いメニューが提供される。

サウジアラビアの国民的ブランドであるALBAIKは「ServQuest（サーブクエスト）」との提携でUAEのマーケットに参入する。ServQuestはアブダビ市の「National Holding（ナショナル・ホールディング）」が設立した企業だ。UAEでいくつもの飲食店ブランドのマネージメントに成功してきた専門家チームが主導し、7つの首長国全体にALBAIKを展開・運営するべく献身している。

「ALBAIKはサウジアラビアで最人気の地位を獲得しています。よく訓練されたチームメンバーの献身的な努力の賜物です。非常に高品質な料理を提供するとともに、常に100%の顧客満足が得られるよう努めています」UAEのALBAIKフード・システム本部長ヤザン・マルヒス氏はそう語る。「先日のバーレーンへの出店は、現在の課題にもかかわらず大きな成功を収めました。当社の活動範囲をさらに広げ、UAE初となるALBAIKの支店を開店できることを嬉しく思います。ServQuestと実りの多い関係を築いていけることを楽しみにしており、大切なお客様にサービスを提供できる新たな機会を模索し続けていきたいと考えております。お客様に必要とされる場所があればどこにでも出店します」

ServQuestの最高経営責任者（CEO）カリム・ハジャリ氏は次のように語った。「サウジアラビアを訪れた多くの人々がALBAIKの良い思い出を持ち帰って来ます。同じように、国外に住むサウジの人々や以前住んでいた人々は、ALBAIKのメニューを無性に食べたくなることがよくあります。UAEへのALBAIKの進出は長らく待望されていました。このように大変愛されているブランドと提携できることを光栄に思います。ALBAIKの料理はサウジアラビアの見逃せない味の1つであることは間違いありません。ドバイに紹介できることを嬉しく思います」

2019年、ALBAIKはYouGov（ユーガブ）の「サウジのトップ10」という年次ブランド健全性ランキングの1位を獲得した。さらにシーゲル・アンド・ゲール（Siegel+Gale）の発表でサウジアラビアの「最もシンプルなブランド」のトップを飾った。

ALBAIKはハッジ（メッカ巡礼）期間中に1つの支店で1日に最も多くの食事を提供したという記録も保持している。