Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

サウジアラビア、世界人材ランキングで飛躍

サウジアラビアは30位のアラブ首長国連邦を初めて抜き、26位のカタールとの差を縮めた。(SPA)
サウジアラビアは30位のアラブ首長国連邦を初めて抜き、26位のカタールとの差を縮めた。(SPA)
19 Nov 2019 02:11:28 GMT9
  • サウジアラビアは世界人材ランキングの年次調査で順位を5つ上げた

フランク・ケイン 

ドバイ:サウジアラビアは、スイスの名門ビジネススクール国際経営開発研究所(IMD)が発行する2019年世界人材ランキングで、ビジネスエグゼクティブの質において大きく飛躍した。

サウジアラビアは同ランキングの年次調査で順位を5つ上げ、30位のアラブ首長国連邦を初めて抜き、26位のカタールとの差を縮めた。

この度のサウジアラビアのIMDでのランキングの上昇は、世界銀行が発行する「ビジネス環境」ランキングと世界経済フォーラムが行う国際競争力ランキングのパフォーマンスの向上で順位を上げた後に続いた。

IMDは、サウジアラビアは判断する投資および開発分野の改善、ならびに経済的および経営上の変化への準備を示したと述べた。

また、訓練期間の利用可能性、従業員教育の優先順位付け、専門技能へのアクセス、および国際的な経験と財務の技術を持つ上級管理者の利用可能性でも高いスコアを獲得した。

しかし、有能な経営者に対する魅力という点では、サウジアラビアは順位を下げる結果となった。

IMD世界競争力センターの上級エコノミスト、ホセ・カバレロは、アラブニュースに対し、サウジアラビアは「民間部門が人材を引き付ける力と人材の定着を優先するよう促し、労働者のモチベーションのレベルとそれによる生活の質の向上に焦点を当る」ことにより自国の魅力を改善できると述べ、さらに次のように付け加えた。

「サウジアラビアの才能の可能性は、ビジョン2030の主要テーマの1つである、特に教育に関連した強力な基盤を持つ活気に満ちた社会に集約されているのです」

しかし、サウジアラビアはGDPの大部分を教育に費やしているにもかかわらず、生徒一人当たりの支出は比較的低く、中等学校の質と教師と生徒の比率も同様に低い。成人識字能力のランキングでの順位が比較的いとカバレロ氏は付け加えた。

特に人気
オススメ

return to top