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カルフールがサウジの店舗網を2025年までに倍増へ

マジッド・アル・フテイムは昨年、サウジアラビアにおけるオンラインの売上高が285%の増となり、同社がサウジにおけるオンライン事業の拡大を加速させることにつながった。(提供写真)
マジッド・アル・フテイムは昨年、サウジアラビアにおけるオンラインの売上高が285%の増となり、同社がサウジにおけるオンライン事業の拡大を加速させることにつながった。(提供写真)
マジッド・アル・フテイムは昨年、サウジアラビアにおけるオンラインの売上高が285%の増となり、同社がサウジにおけるオンライン事業の拡大を加速させることにつながった。(提供写真)
マジッド・アル・フテイムは昨年、サウジアラビアにおけるオンラインの売上高が285%の増となり、同社がサウジにおけるオンライン事業の拡大を加速させることにつながった。(提供写真)
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16 Jun 2021 09:06:25 GMT9
16 Jun 2021 09:06:25 GMT9
  • リヤドにある広さ9000平米のセンターは、カルフールのオンライン事業を行うマジッド・アル・フテイムの最大の拠点だ。

リヤド:現在サウジアラビアの9都市でカルフールを21店舗展開しているドバイのマジッド・アル・フテイムは、2025年までにサウジの店舗網を倍増する計画だ。

マジッド・アル・フテイムリテールのCEOであるハニ・ワイス氏は、アラブニュースに対し、次のように述べた:「カルフールは、多様化する顧客基盤の高まるニーズを満たすため、様々な店舗形態や複数のオンラインサービスを展開しています。現在は、サウジアラビアの9都市で21店舗を展開しています。今年、マジッド・アル・フテイムは、ハイパーマーケット3店、スーパーマーケット3店を含む6店舗の新規出店に向けて取り組んでおり、2025年までに店舗を倍増させる計画です」。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中でオンラインショッピングが急増したことを受けて、マジッド・アル・フテイムは昨年、サウジアラビアにおけるオンラインの売上高が285%の増となり、同社がサウジにおけるオンライン事業の拡大を加速させることにつながった。

「この計画には、リヤドに大規模なオンライン配送センターを開設し、9つの実店舗にオンライン注文にも対応させることなどが含まれています。ジェッダに自動化された配送センターを開設することは、マジッド・アル・フテイムがカルフール事業のDXを進める中での最新の動きです」とワイス氏は述べた。

「弊社は、食料品事業の全面的なデジタル化とオムニチャネル化の一環として、Eコマースの提供がサウジにおける弊社の食料品事業の重要な成長要因になると考え、その提供を加速しました」と、同氏は付け加えた。

リヤドにある広さ9000平米のセンターは、カルフールのオンライン事業を行うマジッド・アル・フテイムの最大の拠点で、週7日24時間稼働し、1日最大5000件の注文を取り扱う。

マジッド・アル・フテイムリテールのハニ・ワイスCEO

500人以上の従業員が注文を処理し、注文は150台の冷蔵トラックで配送される。

マジッド・アル・フテイムは最近、ジェッダのアル・スライマーニーヤにあるカルフールの店舗で、自動配送センターを立ち上げた。デジタル化された倉庫でのピッキング作業により、注文処理に必要となる時間は半減した。「2022年にはリヤドに対応する2つ目のセンターが設置される予定で、今後数年以内に東部州を含むサウジ国内に、さらに5つから7つのセンターがオープンする予定です」と、ワイス氏は語った。

自動配送センターは、人工知能を使って顧客の注文をピックアップし、その一方でモバイルロボットが人間の従業員を支援して商品を取り出したり、在庫水準を維持したりするのだと、同氏は語った。

サウジアラビアにおける事業拡大の一環として、マジッド・アル・フテイムは先月、同国における同社の看板プロジェクトであるリヤドのモール・オブ・サウジの開発計画の支援を受けるため、世界的なインフラ・コンサルティング会社エイコムと契約を結んだ。このモールは、今年の第4四半期に着工する予定で、総賃貸面積30万平米に600店舗が入る予定だ。現在、そのスペースの半分を小売店が押さえている。

モール・オブ・サウジにはまた、中東最大のスキー場やスノーパーク、高級ホテル、ブランドレジデンス、カルフールのハイパーマーケット、世界最大のアイマックスを含むヴォックス・シネマの31のスクリーン、マジック・プラネットなども入る予定だ。

17の市場で4万3000人を雇用し、27のショッピングモール、13のホテル、4つの複合コミュニティ施設を展開しているマジッド・アル・フテイムは、2020年の売上高が前年比7%減の326億UAEディルハム(88億8000万ドル)となり、2019年の19億ディルハムの損失と比較して、27億ディルハムの純損失を計上することとなった。

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