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新生銀、ＳＢＩに反対表明＝異例の敵対的ＴＯＢへ―賛同条件も提示

新生銀は工藤英之社長が同日記者会見し、反対表明の理由などについて説明する。(AFP)
新生銀は工藤英之社長が同日記者会見し、反対表明の理由などについて説明する。(AFP)
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21 Oct 2021 07:10:10 GMT9
21 Oct 2021 07:10:10 GMT9

新生銀行は２１日、インターネット金融大手ＳＢＩホールディングスによるＴＯＢ（株式公開買い付け）に反対すると表明した。これにより、ＳＢＩによる買収提案は、金融界では異例の敵対的ＴＯＢに発展する。新生銀は１１月２５日に臨時株主総会を開き、新株予約権を活用した買収防衛策の発動の是非を諮る方針も発表。２１日に開いた取締役会で決定した。

新生銀は工藤英之社長が同日記者会見し、反対表明の理由などについて説明する。

一方で、新生銀はＳＢＩ側に条件を提示し、最大４８％という買い付け上限の撤廃や、１株２０００円と設定された買い付け価格の引き上げなどを受け入れれば、賛成に回るとも表明。１１月１９日までに賛成の条件が満たされれば、臨時株主総会の開催を中止する考えを示した。　

ＳＢＩ側が買い付け上限撤廃などに応じない場合、新生銀は臨時株主総会で、新株予約権を利用した買収防衛策発動の是非を諮る。総会に向けては、新生銀とＳＢＩのどちらの企業価値向上策が株主の支持を集められるかが焦点となる。

時事通信

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