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サウジTRSDC  ACWA主導コンソーシアム、世界最大の再生エネルギー観光施設運営者に

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08 Nov 2021 05:11:15 GMT9
08 Nov 2021 05:11:15 GMT9
  • プロジェクトにより、毎年、50万トン以上のCO2が削減される。これは約9万9000台の自動車、あるいは7万8000世帯の排出量に相当する。
  • この発電設備には世界最大の1000 MWhの蓄電池が併設され、施設への昼夜を問わない再生エネルギー電力供給が可能となる

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのサステイナブルツーリズム開発企業、TRSDCは7日、ACWA Poweが主導するコンソーシアムとの間で、25年間の再生可能エネルギープロジェクトの契約が成立したと発表した。コンソーシアムは本プロジェクトを対象とした資金調達を完了した。

「これにより、再生可能エネルギーのみで運用される世界最大の観光プロジェクトの開発が確実となった」とTRSDCは声明の中で述べている。

国内外の投資家からなるコンソーシアムは、本プロジェクトのインフラの設計、建築、運用の25年分の資金を確保した。今後はTRSDCが運営を担うことになる。

資金はサウジ国内の銀行のほか、英国のスタンダードチャータード銀行、中国のシルクロード基金など海外の金融機関が共同で拠出した。

「初期設備は2022年12月までに納入され、残りは2023年中に稼働を開始する。フェーズ1で供給される総発電量は、約407 MWpの太陽光発電で、完成時には、この観光施設は年間最大76万MWhの再生可能エネルギー電力を供給するインフラを備えることになる」とTRSDCは指摘している。

 TRSDCによれば、この発電設備には世界最大の1000 MWhの蓄電池が併設され、施設への昼夜を問わない再生エネルギー電力供給が可能となる。

これにより、毎年、50万トン以上のCO2が削減される。これは約9万9000台の自動車、あるいは7万8000世帯の排出量に相当する。

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