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PIFの後押しで、サウジの建設市場はパンデミック前の水準へ

この伸びは、主にNEOMや The Red Sea Development CompanyなどのプロジェクトにPIFが支出したことと、石油・ガスの生産能力のさらなる引き上げを予定している、サウジアラムコによる、設備投資が増加した結果だ。File
この伸びは、主にNEOMや The Red Sea Development CompanyなどのプロジェクトにPIFが支出したことと、石油・ガスの生産能力のさらなる引き上げを予定している、サウジアラムコによる、設備投資が増加した結果だ。File
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06 Apr 2022 11:04:31 GMT9
06 Apr 2022 11:04:31 GMT9

アラブニュース

リヤド:公共投資基金(PIF)の推進するプロジェクト増加により、今年のサウジアラビア建設市場は、パンデミック以前の水準に戻る可能性がある。

米国−サウジ・ビジネスカウンシル(USSBC)によると、建設業界における2021年の事業活動は、2020年比で78%増加し、この上昇の勢いは2022年も続くと予想されている。

しかし、それでも昨年の増加率は、原油価格の好況期であった2013年と2014年の業界の水準を下回っていると、USSBCのトップエコノミストであるアルバラ・アルワジール氏はアラブニュースに語った。

アルバラア・アルワジール

この伸びは、主にNEOMや The Red Sea Development CompanyなどのプロジェクトにPIFが支出したことと、石油・ガスの生産能力のさらなる引き上げを予定している、サウジアラムコによる設備投資が増加した結果だ。

「PIFのような政府機関や、国家投資戦略のような政策によって資金の流動性が生み出されることで、この地域は中長期的にかなりの投資が行われ、さらなる成長につながるでしょう」とアルワジール氏は述べている。

「PIFが2025年まで年間1,500億サウジ・リヤルを出資することを計画している一方で、国家投資戦略では5兆サウジ・リヤルを出資する予定です。こうした動きにより、建設事業は連鎖的に成長していくでしょう」と付け加えた。

マクロ経済のファンダメンタルズの改善とパンデミック後の業界の復活に刺激され、サウジアラビアの建設業界における締結済み契約は、2021年に1420億サウジ・リヤル(380億ドル)に達し、第4四半期だけで過去約6年間で最高の702億サウジ・リヤルを計上したとUSSBCは推定している。

アルワジール氏は、「5四半期連続で契約受注数が増加しており、建設部門としては実に力強い成長ぶりです」と付け加えた。

USSBCの契約受注指数(CAI)は、2021年第4四半期には209ポイントに上昇した。CAIは2020年第1四半期以来、初めて200ポイントの大台を超え、業界の成長見通しに対する自信を確固たるものにした。

セクター別では、2021年第4四半期に石油・ガスセクターが349億サウジ・リヤルの契約を獲得し、電力セクターが121億サウジ・リヤル、不動産が76億サウジ・リヤルでそれに続いた。

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