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日本の牛丼チェーン、「生娘をシャブ漬け」発言の役員を解任

吉野家は近年、女性への顧客層の拡大に努めてきたが、伊東常務を18日付で同社の全ての役職から解任したと発表した。(AFP)
吉野家は近年、女性への顧客層の拡大に努めてきたが、伊東常務を18日付で同社の全ての役職から解任したと発表した。(AFP)
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19 Apr 2022 07:04:45 GMT9
19 Apr 2022 07:04:45 GMT9

東京:日本の大手牛丼会社、吉野家ホールディングスは19日、世間慣れしていない若い女性を牛丼で「シャブ(薬物)漬け」にするという不適切な発言をしたとして、同社の常務取締役を解任したと発表した。同社はこの発言を「到底許容することのできない言動である」と語った。

安価な牛丼で有名な同社の伊東正明常務の発言は、週末早稲田大学であったマーケティング講座の中で行われた。同社の広報担当者は、発言の正確な内容については確認が取れないとし、伊東常務からのコメントも無かった。

吉野家は近年、女性への顧客層の拡大に努めてきたが、伊東常務を18日付で同社の全ての役職から解任したと発表した。

吉野家は声明の中で、「伊東常務の言動は、人権・ジェンダー問題の観点から到底許容することができない」と語った。その後同社は、河村泰貴代表取締役社長の役員報酬を6月までの3カ月間、30%減額すると発表した。

日本は男女平等に向けた努力を始めてはいるが多くの面で後れを取っており、世界経済フォーラム(WEF)が公表した「ジェンダーギャップ指数2021」では、日本は女性の経済参加と機会において156カ国中120位という結果だった。

この発言はツイッター上で話題になり、多くの怒りの投稿が寄せられた。

「この発言を分解してみよう。この発言は、女性、若い世代、地方出身者、そして自社製品に対する侮辱である」と呟く投稿者がいた。「つまりこの役員は、自分の会社の顧客のほとんど全員を侮辱したわけだ」

この件に関しては、早稲田大学からも謝罪があった。

ロイター

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