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ロシアとサウジの外相、OPECプラス内での協力を称賛、ロシア政府が発表

ロシアは、旧ソ連諸国の一部とその他の国々と共に、OPECプラスの主要加盟国となっている。
ロシアは、旧ソ連諸国の一部とその他の国々と共に、OPECプラスの主要加盟国となっている。
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02 Jun 2022 02:06:37 GMT9
02 Jun 2022 02:06:37 GMT9

モスクワ:ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は31日、リヤドでサウジのファイサル・ビン・ファルハーン王子と会談し、両大臣はOPECプラス内での協力のレベルを称賛したと、ロシア外務省が発表した。

この発言は、OPEC加盟国と非加盟産油国から成るOPECプラスの一部の加盟国が、ロシアを同グループからの除外することを検討していると欧米メディアが報じる中で行われたものだ。

「両大臣は、ロシアとサウジアラビアの緊密な協力関係が、この戦略的に重要な部門の炭化水素の世界市場に及ぼす安定的な効果について指摘した」と、同省はウェブサイト上に掲載された声明の中で述べた。

業務時間外のサウジアラビアからのコメントは今のところない。

ラブロフ外相は31日にサウジアラビアに到着し、湾岸協力理事会加盟国の他の外相らと会談する予定であると、サウジ国営通信は報じた。

OPECプラスは6月2日の会合で、昨年合意した石油生産協定を堅持し、7月の生産目標を日量43万2000バレル引き上げる予定だと、6人のOPECプラス関係筋が先週ロイター通信に語り、高騰する価格を引き下げるためにより迅速な増産を求める欧米の要求をはねつけた。

OPECプラスは2016年に設立され、特に新型コロナのパンデミック時には経済が急激に減速する中で、石油市場の安定を保ち、値崩れを防ぐ対応を取るために、加盟国間で減産枠を割り当てた。

ロシアは、旧ソ連諸国の一部とその他の国々と共に、OPECプラスの主要加盟国となっている。

ウォールストリート・ジャーナルは、OPEC代表者らの言葉を引用し、ロシアをOPECプラスから除外することは、米国や欧州の国々が求めるように、他の生産国が原油を大幅に増産する道を開く可能性があると示唆した。

ラブロフ外相とサウジの外相との会談は、EUがロシアによるウクライナ侵攻に関連した最新の制裁措置の一環として、ロシア産原油の輸入を大幅に削減することで合意した直後の出来事だ。

ロイター

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