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北アジアの製油業者、8月はサウジアラビアから満量の供給を受ける見込み

アラムコは、7月に一部の、主に中国の製油業者向けの供給量を減らした(Shutterstock)
アラムコは、7月に一部の、主に中国の製油業者向けの供給量を減らした(Shutterstock)
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12 Jul 2022 09:07:35 GMT9
12 Jul 2022 09:07:35 GMT9

シンガポール:ロイター通信によると、火曜日に関係筋が語ったところでは、サウジアラムコが少なくとも3つの北アジアのバイヤーに、契約で合意した全量の原油を8月は供給すると伝えた。

石油の輸出量で世界一であるサウジアラムコは、7月に一部の、主に中国の製油業者向けの供給量を減らした。より安価なロシア産の原油が世界最大の石油輸入国である中国へ流れた一方、ヨーロッパではロシアからの貨物が届かなくなり、サウジアラビア産原油の需要が高まったためである。

「今月は、燃料需要は依然非常に高いものの、市場は以前ほど逼迫していません」とあるシンガポールに拠点を置くトレーダーは話す。

OPECプラスとして知られる石油輸出国機構は、7月と8月はそれぞれ、64万8千バレル/日分生産量を増やすことを決定したが、これは以前の計画に比べると、月当たり43万2千バレル/日の増産である。

アジアにおける二大石油輸入国である中国とインドはその間、サウジアラビアを含む中東諸国からの輸入量を減らし、非常に割安な価格でロシア産の原油をより多く購入している。

サウジアラビアは製油業界の堅実な利益率を背景に、アジアのバイヤー向けの原油の公定価格を過去最高に近いところまで引き上げた。

ロイター

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