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日本のコンクリート会社がサウジのアル・サエダンFDと合弁

會澤祥弘氏とマシャエル・ビント・サエダン氏が記者会見に出席した(ANJP)
會澤祥弘氏とマシャエル・ビント・サエダン氏が記者会見に出席した(ANJP)
會澤祥弘氏とマシャエル・ビント・サエダン氏が記者会見に出席した(ANJP)
會澤祥弘氏とマシャエル・ビント・サエダン氏が記者会見に出席した(ANJP)
會澤祥弘氏がスライドでプレゼンする(ANJP)
會澤祥弘氏がスライドでプレゼンする(ANJP)
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19 Jul 2022 01:07:02 GMT9
19 Jul 2022 01:07:02 GMT9

カルドン・アズハリ

福島:サウジアラビアの代表的な不動産開発グループであるアル・サエダン・フォー・デベロプメント(ASFD)と會澤高圧コンクリート株式会社は、リヤド首都圏にプレ・ストレスト・コンクリート(PC)構造部品を生産・施工するための合弁会社を設立することで合意した。

會澤高圧コンクリートの會澤祥弘代表取締役社長とアル・サエダンのマシャエル・ビント・サエダン氏が福島県で記者会見を行い、明らかにした。

サエダン氏は、「サウジアラビア王国の不動産セクターを発展させてきた長い歴史を持つ一族の3 代目として、責任感から生じる志と情熱を持って、世界の先進国からその専門知識と才能を伝授してもらい、王国でのコラボレーションを開始します。子供たちにより良い未来を提供するために、世界の国々と融合し、一つの目標のためにサウジの手と世界の専門知識で明日を建設し、統合された人間世界の質を向上させようとしているのです。私たちのジャーニーは始まったばかりです」と語った。

相澤氏もコラボレーションを楽しみにしており、「サウジ・ビジョン2030に歩調を合わせながら新たな挑戦ができることに心が躍ります。サウジの建国以来続いてきたファミリーエンタープライズの歴史は、1935年創業の我が社の沿革と重なります。サウジ建設セクターに新たな価値を創造できるよう共に努力する所存です」と述べた。

會澤高圧コンクリートによると、今回のベンチャーは「大量の住宅供給が見込まれるサウジにおいて、現場打ちの在来工法に代わる高耐久でクリーンな新躯体工法としてPC建築を広く普及させる」ことを目標とする。サウジ政府が今後10年間に発注する予定のコンクリートヴィラの総棟数は、40万に上る。

第1期の計画では、リヤド近郊のモドン工業団地に工場を建設する。同時に會澤高圧コンクリートは、デジタルクローンや3Dプリンターを用いた建設技術のサウジアラビアへの移転を推進する。

會澤高圧コンクリートは、外国人労働者に頼らずサウジ建設業界のDXを確立するため、福島RDMセンターでサウジアラビア人のための技術開発プログラムを開発・実施し、サウジアラビアからの技術者100人を訓練する。

會澤高圧コンクリートは1935年に北海道で創業。伝統的な素材産業からスマートマテリアルを基軸とするイノベーション・マーケティング集団へと転換を図っている。

アル・サエダン家は1934年の創業以来、サウジの首都における土地開発を主導し、サウジ初の超高層ビル「Elegance Tower」の開発など、サウジの不動産分野の発展に長い間貢献してきた。

2016年4月に発表された「サウジビジョン2030」において、サウジ政府は「住宅プログラム」を重要政策の一つに掲げている。

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