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サウジの支出とドバイ国際博覧会が湾岸経済を加速させる

 アラブ首長国連邦で現在建設中の2020年ドバイ国際博覧会は、クウェートやオマーンなどの12カ月間の経済低迷にもかかわらず、湾岸地域で成長を生み出す多くの要因の1つとなっている。(シャッターストック)
アラブ首長国連邦で現在建設中の2020年ドバイ国際博覧会は、クウェートやオマーンなどの12カ月間の経済低迷にもかかわらず、湾岸地域で成長を生み出す多くの要因の1つとなっている。(シャッターストック)
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23 Jan 2020 09:01:34 GMT9
23 Jan 2020 09:01:34 GMT9
  • 石油生産量の減産と地政学的な緊張の高まりが地域の妨げとなり続け、近隣諸国の成長は鈍化している

ドバイ: 水曜にロイター調査が示した内容によると、湾岸地域は原油生産量の減産の影響を受け続けるであろうが、サウジアラビアの投資計画や2020年ドバイ国際博覧会の開催により、同地域の経済成長は今年から来年にかけて回復する見通しである。

OPECと非OPEC加盟国は昨年12月、すでに合意していた日量120万バレルの減産量をさらに拡大させることで合意した。これは世界の石油生産量の約1.7%に相当する。

エコノミスト26人を対象に1月7日~21日に実施された調査によると、サウジアラビアの2019年の経済成長率は0.3%であり、2020年には2%、2021年には2.2%になると予想されている。3カ月前に行われた同様の調査では、2020年と2021年については同じ予想であったが、2019年の成長率は0.7%と推定されていた。

オックスフォード・エコノミクスは研究ノートの中で、「サウジアラビアの第3・四半期国内総生産(GDP)は前年比0.5%減とほぼ予想通りで、OPECプラスの減産により、石油セクターによる経済成長への貢献が抑制された」と述べている。

しかし、多様化への取り組みは「新しいステージへの移行の兆候を示している」と書かれている。

アブダビ商業銀行のチーフエコノミスト、モニカ・マリク氏は、石油以外の部門が強化されれば、サウジアラビアにとってプラスになると述べた。

「サウジの実質GDP成長率は、投資プログラムが勢いを増すにつれて、非石油部門の活動が活発化することによる恩恵を受けるはずです。2019年の石油生産量の急激な減少の後、2020年には石油部門によるマイナス影響は緩和されるでしょう」と、同氏は語った。

湾岸諸国の比較的小規模な原油生産国であるオマーンの予想成長率の中央値は、大幅に下方修正された。アナリストの予測では、2019年に1%、2020年に1.7%、2021年に2.3%の成長が見込まれている。3カ月前、同国のGDP成長率は2019年に1.3%、2020年に3.2%、2021年に3%が見込まれていた。

ロイター

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