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トヨタ自動車、3年連続販売台数世界トップ

この資料写真には、東京の本社の上に掲げられたトヨタ自動車のロゴが写っている。(資料/AFP)
この資料写真には、東京の本社の上に掲げられたトヨタ自動車のロゴが写っている。(資料/AFP)
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30 Jan 2023 08:01:23 GMT9
30 Jan 2023 08:01:23 GMT9

日本のトヨタ自動車は、2022年に世界で最も多くの自動車を販売した自動車メーカーであり、3年連続でドイツのライバル、フォルクスワーゲンを上回る販売台数を維持したことが、30日に発表された企業データによって明らかになった。

半導体不足と新型コロナウイルスによるサプライチェーンの混乱にもかかわらず、トヨタおよびその子会社は昨年、2021年とほぼ同水準となる1,050万台の自動車を販売した。

これに対し、2020 年にトヨタに追い抜かれるまでトップの座を維持していたフォルクスワーゲングループの昨年の販売台数は 830 万台で、年間で7%の減少となった。

「新型コロナウイルス感染拡大や半導体需要増加などによる生産上の制約の影響はあったものの、アジアを中心に堅調な需要があり、その結果、全世界での売上高は前年並みとなった」。日本の巨大自動車メーカーはこのように発表した。

2022 年、トヨタは 前年比約 5%増となる270 万台の電気自動車を販売した。なお、その大部分(260 万台)はハイブリッド モデルである。

トヨタはハイブリッド車のパイオニアだが、一部の批評家によれば、低排出車の需要が急増しているにもかかわらず、同社はバッテリー駆動型エンジンへの移行が遅れているという。

1年前、トヨタはこの分野の目標を引き上げ、この10年間の終わりまでにバッテリー駆動の電気自動車を30モデル展開すると発表した。

ライトストリーム・リサーチのアナリストで、スマートカルマに投稿を行なっている加藤ミオ氏はAFP の取材に対し、トヨタは当面の間トップセラーの地位を維持する可能性が高いと語った。

「実際の販売台数に関して、フォルクスワーゲンやゼネラルモーターズがトヨタを簡単に追い越すことはまだ難しいだろう。なぜなら、両者ともに内燃エンジン事業が中国でより大きな圧力にさらされているからだ」。加藤氏はこう述べた。

中国のBYDのように電気自動車だけを製造する自動車メーカーは、強力なバッテリー技術と、EVに関する「より豊富な経験と、より強いブランド力」を持っているため、いつの日かトヨタに「真の脅威」をもたらすだろう。

しかし、電気自動車専業の自動車メーカーはまだ規模が小さすぎるため、少なくともあと数年間は既存の自動車メーカーと伍して戦うことは現実的に難しいだろうと、加藤氏は述べた。

先週、トヨタは第三世代の豊田章男最高経営責任者(CEO)の後任として佐藤恒治氏を新社長兼最高経営責任者(CEO)に任命するという驚きの役員人事を発表した。

AFP

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