Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 特集
  • 日本の実験、微小な飛沫に隠れた危険があることを証明

日本の実験、微小な飛沫に隠れた危険があることを証明

密閉された室内で誰かがくしゃみをしたあと、ミクロの粒子が拡散する様子を示すシミュレーション。(NHK)
密閉された室内で誰かがくしゃみをしたあと、ミクロの粒子が拡散する様子を示すシミュレーション。(NHK)
Short Url:
01 Apr 2020 11:04:20 GMT9
01 Apr 2020 11:04:20 GMT9

公共放送局NHKと日本感染症学会が協力して実験を実施した。実験では咳、くしゃみ、通常の会話によって微小な飛沫が飛び散る様子を図にし、どれほどウイルス感染の危険にさらされているかを説明している。

[video width="736" height="480" mp4="https://www.arabnews.jp/wp-content/uploads/2020/04/sneeze.mp4"][/video]

日本感染症学会の舘田一博理事長によると、人と人が至近距離にいる場合、会話中に放出されるミクロンサイズの粒子がコロナウイルスを媒介するという。

「ウイルスは最小の飛沫の中でも生きています。大声で話したり激しく呼吸したりすると、放出された微小な飛沫を周囲の人が吸い込みます。このプロセスがアウトブレイクのリスクを増大させます」と舘田氏は述べた。

この実験では0.1マイクロメートル(0.0001mm)の飛沫を検知できる高感度カメラとレーザー光線を使用し、くしゃみや通常の会話中の飛沫の動きを記録した。

この動画は、くしゃみが地面に落ちてすぐに粘液や唾液などの大きな飛沫が飛び散るしくみを示している。

同じシーンを高感度カメラを通して見ると、肉眼では見えにくいミクロの粒子が見える。このミクロの粒子は、くしゃみをした人の周辺で、最初に放出された飛沫よりも長くしつこく留まっていることがわかった。

[video width="736" height="480" mp4="https://www.arabnews.jp/wp-content/uploads/2020/04/Virus-video.mp4"][/video]

この実験では、密閉された室内で咳をした場合に発生した飛沫を吸い込む危険のある状況も実証され、マイクロ飛沫が空気中に最大20分間とどまる可能性があることもわかった。

特に人気
オススメ

return to top