東京:日本のシンクタンク、国際戦略情報研究所(IISIA)は、AIを活用して公務員の政策立案を支援することを提案した。
IISIAは、人工知能学会の関連団体の会合で、「社会デザインのためのAI駆動テクノクラート」と呼ばれる提案を行ったと発表した。IISIAは、「日本の官僚制度は未解決の基礎的問題に苦しんでいる」と述べた。
それは、1990年代の経済崩壊後の日本のいわゆる「失われた30年」を指している。リーダーシップに “目に見えるほころび “が生じているという。
「この空白の中で、終身雇用と制度的記憶に守られた官僚機構が、数少ない安定の支えとなっている。エビデンスに基づく政策立案などの手段は、実証可能な事実に基づいて意思決定を行うためのものであったが、実際には政治的な牽引力を失っている」
IISIAの提案では、AI科学とデータリテラシーの訓練を受けた公務員を想定しており、彼らは「社会問題を厳密に定義し、透明性のある監査可能な分析によって政策を立案・検証し、再現可能で争える証拠によって説明責任を果たす」ことができる。
その目的は、国家の意思決定を分かりやすく検証可能なものにすることで、ガバナンスを安定させ、国民の信頼を回復することだという。
IISIAの創設者である原田武夫氏は、東京大学で「アントレプレナーシップ、AI、グローバル・リーダーシップ」と題した学生主体のセミナーを立ち上げた。IISIAによれば、このプログラムは、社会問題の定義、データ主導の政策設計、説明責任のある実施といった実践的な演習を特徴としており、学生は中央省庁の候補者としてだけでなく、日本が今必要としているAIリテラシーのあるテクノクラートとしての自分自身を思い描くことができる。