東京:第11回サウジアラビアロイヤルカップは、田村康仁調教師と坂井瑠星騎手のコンビで行われた。
坂井騎手は、スタート直後から鋭く追い上げ、7番人気のガリレアに1.5馬身差をつける圧勝を飾った。首差の3着には1番人気のゾロアストロが入り、観客はどよめいた。
坂井騎手はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、強いレースで素晴らしい勝利だったと語り、サウジアラビア・ロイヤルカップのような権威あるレースで勝ち馬として名前が挙がったことを喜んだ。
「サウジアラビアロイヤルカップのような名誉あるレースで優勝できたことを嬉しく思う」と語った。同騎手は他のメディアに対し、「序盤は不安だったが、エコロアルバがリズムをつかんでからはうまく反応した」と語った。
4着にはマーゴット・ブローが入り、チャブス・カーネギー、ユウファラオ、エディンバラ、ニシノエースサマと続いた。
第11回サウジアラビア・ロイヤルカップには、サウジアラビア馬術連盟のアブドゥラー・アラセエリ事務局長、サウジアラビア馬術連盟のモハメド・アル・カタム副事務局長、サウジアラビア王国大使館のアナス・アルノワイザー次席公使が出席した。
サウジアラビアと日本のビジネスや文化交流に関わる様々なセクターの代表者、アラブ大使、日本政府関係者と共に、外交官やその他の要人も出席する。
曇り空で小雨がぱらつく中、アラセエリ事務局長は輝くカップを誇らしげに持ち主に手渡した。観客の熱狂的な歓声が湿った空気に響き渡り、彼らの揺るぎないサポートの証となった。
「これは、故アブドゥラー国王によって始められた記念すべき出来事です」とアラセエリ事務局長はアラブニュース・ジャパンに語った。「両国の外交関係が成功した証しです。私たちは、さまざまな分野で日本との関係をさらに強化することを楽しみにしています。このイベントは両国の文化・スポーツ交流の祭典であり、今後リヤドでこのようなイベントが開催されることを期待しています」
イベントは日本とサウジアラビアの国歌斉唱で始まり、両国の強い外交関係を強調した。
東京競馬場の高木秀則支配人は、特別セレモニーで来賓を歓迎し、日本中央競馬会とサウジアラビア・ジョッキークラブ、そして両国の競馬界がこれまで築き上げてきた友好関係と素晴らしい協力関係に喜びを表明した。
農林水産省の萩原 英樹参事官は歓迎の挨拶の中で、日本の競馬は農林水産省によって管轄されていると述べた。今年初め、リヤドで開催された世界最高賞金のサウジアラビアカップで日本馬が優勝した。この快挙を記念して、農水省はサウジアラビア大使館と共同で食のプロモーションイベントを開催した。
このイベントは競馬場で行われ、ゲストはハラルフードを楽しんだり、各商品の生産者を紹介するブースを訪れたりすることができた。
エコロアルバは今年の千葉のセリで7700万円で落札され、7月の初戦を2馬身半差で勝利したと伝えられている。