アミン・アッバス

4月9日までアブダビの柔術アリーナで開催されているアブダビ・ワールド・プロフェッショナル柔術選手権（ADWPJJC）の3日目、一連の力強いパフォーマンスの後に、選手たちがUAE国旗を高く掲げた。

アブダビの皇太子でUAE国軍の副最高司令官も務めるシェイク・モハマド・ビン・ザイード・アルナヒャンの後援の下で開かれた、世界最大かつ最も名誉ある柔術イベントで木曜、紫帯および青帯部門の世界最高の柔術選手たちがマットに登場し、栄光を競い合った。

UAEの選手たちは、激しい戦いが繰り広げられた大会の初日に、世界の一流選手の中で堂々と立つ姿を見せた。UAEは22個のメダルを確保して18,320ポイントを獲得し、9,560ポイントのブラジルを上回って国別ランキングの首位に立った。3位は2,560ポイントのロシアだった。

この選手権の最終日となる4月9日には、世界トップの茶帯および黒帯選手たちが中央ステージに登場する。

ラモン・レモス監督は、長い一日を終えた後、UAEの選手たちのマット上でのパフォーマンスを讃えた。

「UAEJJFが選手たちに訓練と競争のための安全な環境を提供したため、パンデミックにもかかわらず、UAEの選手たちは練習を続けることができ、それが報われた。非公開の訓練キャンプや現地開催のトーナメントの全てが大きな役割を果たしたおかげで、UAEの選手たちがこのような高いパフォーマンスレベルを達成して、世界最高の選手たちと競い、UAE国旗を高く掲げることができた」

決勝でブラジルのマクリー・シルバに勝利し、金メダルを獲得したUAEのスター選手オマール・アルファドリ（62kg級）は、次のように述べた：「決勝の闘いは素晴らしいものだった。ブラジルの強い相手と闘い、自分がこの部門/階級で世界最強であることを証明できた。全ての試合が不利な状況から始まったが、全てはコントロール下にあった。今年はまだ終わっていない。さらに多くの金メダルを狙っている」

ラモン監督は次のように付け加えた：「3度の試合におけるオマールの戦略は、柔術の流れのままに動けば結果が出るということだ。彼は自信を持って最初から最後まで、完璧に闘いをコントロールした」

ザイド・アルカテイリは成人紫帯56kg級でブラジルのエバートン・セリオと対戦し、三角絞めで勝利して金メダルを獲得した。彼は次のように述べた：「この選手権は、世界中から世界クラスの選手たちを迎えたため、厳しいものだった。私は決勝戦の準備ができていた。誰が決勝まで来るか予想しており、それに従って計画も立てていた。練習時間に「三角絞め」の動きに取り組み、それが私に決勝での勝利をもたらした」

「先週のアブダビ・グランドスラムで準備することができた。そこで金メダルを獲得すると共に、自分のミスから学ぶことができ、それが今日の試合の完璧な準備となった」と、アルカテイリは付け加えた。

モハメド・アルアミリ（77kg級）は、紫帯部門でブラジルのビクター・リマを破り、UAEにさらなる金メダルを追加した。「最後の試合は強い選手を相手に厳しいものだった。決勝戦の前、コーチと一緒に対戦相手の動きを研究し、それに従って試合プランを立てた。そのおかげで、最後の20秒で対戦相手をテイクダウンし、金メダルを獲ることができた」