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日本のスイーツブランド「シャトレーゼ」の人気がGCCで上昇

シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。(Supplied)
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06 May 2021 03:05:40 GMT9
06 May 2021 03:05:40 GMT9

シャムス・エル・ムトワリ、ドバイ

アラブ首長国連邦(UAE)のINDEX Holding社がフランチャイズ展開するスイーツチェーン「シャトレーゼ」の店舗で、日本の農園や牧場で採れた新鮮な素材で作られたスイーツを味わうことができる。

INDEX Holding社は、日本製スイーツの需要拡大に対応するため、UAEに既にシャトレーゼの店舗を2店開設し、現在3店目の店舗開設を予定している。販売する商品は、山に囲まれた山梨県周辺の天然素材や厳選された仕入先、農家からの純粋で高品質なものを使用している。

INDEX Holding社の副会長兼CEOであるアナス・アル・マダーニ氏は、アラブニュース日本の独占取材に応じ、「私自身個人的に日本を訪れ、シャトレーゼ経営陣に何度か会い、実際に生産ラインや仕事ぶりを見て、同社の日本での仕事ぶりに非常に感銘を受けました。その結果として彼等を招くことを決めたのです」と語っている。

中東市場へシャトレーゼブランドを参入させた経緯としては、そもそもINDEX Holding社が日本のスイーツブランドのフランチャイズ化に関心を持ち、検討していたところ、同社の柔軟な対応とサポート、そしてスイーツ業界のパイオニアとしての評価から、候補に選定したことから始まる。

アル・マダーニCEOは、シャトレーゼの工場を訪れ、同社会長の齊藤寛氏との面談後、ブランドの誕生と成長にインスピレーションを受けた。

アル・マダーニCEOは、齊藤会長との面談で知り得た、彼が日本のスイーツ業界の象徴とまで成長した経緯を述べ、「それは同社の遺産であり、同社の成長過程をGCCにもたらすことができると感じました。シャトレーゼの創設以来、日本の他スイーツブランドを凌駕する発展を遂げたことに大いに刺激を受けました」と語る。

シャトレーゼのフランチャイズ化を決定した背景には、日本のスイーツや製品が、その品質の高さを評価され、支持されているために、この地域でよく売れているという事実がある。アル・マダーニCEOは、日本製品への需要が如何に高いかを説明し、その理由の一つとして、「品質とは日本そのもの」であり、一般の人々が市場で日本製品を求める意欲と熱意を説く。

「日本は、世界各地、特にアラブ地域で放映されているアニメや漫画を通じて、ソフトパワーの面で素晴らしい成果を挙げています。そうしたソフトを通じて、製品や食べ物、文化など、日本から発信されるものに非常に興味を持つ世代が増えました。それがシャトレーゼの成功要因のひとつだと思います」とアル・マダーニCEOはアラブニュース日本に語った。

シャトレーゼは1954年に創業し、現在では日本国内に約500店舗、海外に約100店舗を展開している。スイーツは日本の工場で作られ、世界中に出荷されている。

アラブ首長国連邦(UAE)のシャトレーゼ店舗では、同社の全商品を品揃えしていないが、この地域で最も売れている商品には、もち、どら焼き、スフレチーズケーキ、クリームケーキ、シュークリームなどがある。

UAEでは本格的な和風スイーツを提供する一方、限られた一部の商品ではデーツを使用するなどして現地化も図っている。

シャトレーゼの高級菓子ブランド「Yatsudoki」も、商品の種類は異なるが、アル・マダーニCEOによると、ソフトクリームが飛ぶように売れるなど、UAEで人気を博している。

シャトレーゼブランドは、INDEX Holding社傘下のすべての子会社が共有するミッション、ビジョン、目標に沿ったブランドだという。

「私たちの使命は、INDEXをイベントやヘルスケア、そしてトレーディングなどの分野でリーダーとして多様化させることであり、そうした方針にとってシャトレーゼブランドの目指す方向性は符合していると感じました」とアル・マダーニCEOは語る。

シャトレーゼは、アル・マダーニCEOが「スムーズだった」と表現するように、INDEX Holding社の枠組みにすんなりと溶け込み、その相乗効果はお客様にブランドの提供するお菓子体験として究極に表れているという。

UAEでのブランドの成功を受けて、サウジアラビアを含む他のGCC諸国でのシャトレーゼのフランチャイズ化への関心が高まっている。

アル・マダーニCEOによると、シャトレーゼのマスター・フランチャイジーであるINDEX Holding社に対して、サウジアラビアへの参入を求める要請が複数寄せられているとのことだ。

「時期が来れば、それはもうすぐなのですが、ここ数ヶ月のうちに、GCCでのフランチャイズプログラムを開始することになると思います。そして近い将来、サウジアラビアを含む他のGCC諸国でもシャトレーゼを目にすることができるようになると思います」とアル・マダーニCEOは語る。

アル・マダーニCEOはビジネスやレジャーで日本を何度も訪れているが、そこでの日本とその文化についての体験から、関心はシャトレーゼだけにとどまらず、日本そのものが「美しい」場所であると述べている。

アル・マダーニCEOは、INDEX Holding社がUAE経済省や外務省と密接に連携して国外でのイベントを開催していることを強調した。

「私たちが最初に開催したイベントの1つに、2005年ドバイ・大阪経済フォーラムがあります。こうしたイベントは、両国の企業や政府を結びつけ、二国間の貿易を促進させるという点で重要な役割を果たしています」とアル・マダーニCEOは述べた。

この大阪経済フォーラムをきっかけに、2007年には東京で第2回フォーラムが開催された。それ以来、INDEX HOLDING社は頻繁に日本を訪れ、日本の組織や企業とのつながりを保ち続けている。

アル・マダーニCEOは、このようにして交流する企業と共に仕事をすることで、日本でのビジネスのあり方について多くのことを学んだと語る。

「日本でのビジネスには、何よりもまず信頼という大きな要素が必要です」と言う。また、契約を結ぶ以前に、ビジネスを行う上で複数の社会的活動に関与することで、両者の信頼関係を築くことの重要性を強調した。

さらに、アル・マダーニCEOは、シャトレーゼの成功を受けて、他の日本企業との協力や新たなパートナーシップの構築に興味を示している。

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