ドバイ：日本の一流の大学や教育機関の代表者が、GCC諸国の優秀な高校や大学の卒業生の入学を目指してUAEを訪問している。

今回の訪問は、10月末に開催されるUAE最大の高等教育イベント「NAJAHアブダビ」と「NAJAHドバイ」に合わせたものである。

このプロモーションは、アラブ首長国連邦の学生に日本での学力向上を促すことを目的とした機関である日本国際協力センター（JICE）が主導している。JICEは、両イベントで設置される日本パビリオンを主催する。

留学希望者とその家族は、日本の著名な教育機関の担当者と直接会うことができるほか、専用のスマートスタンドを使ってオンラインで日本の担当者と直接連絡を取ることもできる。

今回のイベントには、以下の7つの日本の一流大学と機関が参加している：

• 神戸情報大学院大学
• 京都先端科学大学
• 九州大学
• 立命館大学
• 立命館アジア太平洋大学
• 会津大学
• 兵庫県立大学

また、日本への留学経験のあるアラブ首長国連邦の学生が、日本パビリオンで実用的な情報や日本留学の体験談を紹介する。

日本パビリオンに参加する7大学は、日本語での学部・大学院教育だけでなく、UAEの学生に人気の高い工学、データサイエンス、情報通信技術、ロボット工学、国際関係、ビジネスなどの分野で、英語による講義も行なっている。

これらの大学の多くは、海外の提携大学とのダブルディグリー・プログラムを提供し、積極的に留学生を受け入れている。また、日本語学習の支援制度や、産学連携によるインターンシッププログラム、さらに各大学独自の奨学金制度なども用意されている。

最新のQS世界大学ランキングで137位にランクされている九州大学も今回のNAJAHに参加しており、日本パビリオンでは代表者と直接面会することができる。また、同大学はJ-MENAネットワーク内の日本の他の23校の有名大学を代表し、中東の学生の日本への留学をまとめて支援・指導している。

九州大学の沖祐太郎准教授は、「九州大学は日本で最も優れた大学の一つであり、特に工学部と農学部の学業成績は有名です。両学部とも英語での学部授業を行っています。留学生へのサポートが充実していることもあり、毎年、中東から約80名の学生が九州大学に入学しています」と語った。

JICEアブダビの青木重人所長は次のように述べている。「2019年のNAJAHでは日本パビリオンが大きな関心を集め、NAJAH2019の全来場者17000人のうち、6700人が私たちのスタンドに立ち寄りました。このような状況ではありますが、今年のNAJAHアブダビには8000～10000人、NAJAHドバイには8000人の来場者が見込まれています」

そして「2013年にJICEアブダビ事務所が開設されて以来、学位プログラムと非学位プログラムの両方で日本に留学するアラブ首長国連邦の学生数は増加しています」「現在、83名のアラブ首長国連邦の学生が日本で学んでいます」と付け加えた。

日本国際協力センターや日本への留学についての詳細は、JICEアブダビ事務所（www.jice.org）へ問い合わせが可能だ。