• サウジアラビア・グランプリのアンバサダー、最上級のモータースポーツに対するサウジアラビアの情熱を証明するイベントだと語る

ダニエル・ファウンテン

ジェッダ：サウジアラビアの先駆的女性レーシング・ドライバーであるリーマ・ジュファリは、ジェッダでF1サウジアラビア・グランプリを開催することで街に「エネルギー」がもたらされ、サウジアラビア人がいかにスポーツに情熱を注いでいるか確認できたと喜びを表現した。

サウジアラビア初の女性レーシングドライバーであり、グランプリのアンバサダーでもあるリーマ・ジュファリは、日曜日のレースを前に、このイベントが街に「大きな」影響を与えているとアラブ・ニュースに話した。

「街の人も、私の友人や家族も、みんな興奮しています。このような国際的なイベントがあると、コンサートやイベントなども開催されて、全てにエネルギーを感じることができます。F1がもたらす波及効果は非常に大きいのです。私はそのことを身をもって理解していて、特に自分の街がF1によってどのように変化したか感じています」と彼女は話した。

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— Arab News (@arabnews) December 5, 2021

「今週末に向けて、そして今日のレース当日に向けて様々なことが起きていますが、毎日とても忙しかったです。いつもはもう少し少ない日もあるのですが、金曜日はゲートが開いた瞬間から、人をかき分けながら移動していました。他のイベントに参加した時には金曜日はこれほど混雑していませんでした。このことからも、サウジアラビアの人々がいかにこのレースを楽しみにしているかがわかります」。

ジュファリは、レースアンバサダーに選ばれ、国際的なレベルで国を代表できることを光栄に思い、祝福されていると感じていると語った。また、サウジアラビアの子供たちがモータースポーツに親しむためには、自分のストーリーを伝えることがいかに重要であるかということをアラブニュースに話した。

「この3年間、私はシングルシーターのレースで経験を積んできましたが、これは自分に合っていると感じていて、将来的にも楽しみです」と彼女は話した。

「ともかく私のストーリーを伝え、サウジアラビアやアラブの人々とつながり、F1に参加することを夢見るチャンスを与えてきました。レースだけでなく、メディア、エンジニアリング、ホスピタリティなど、このスポーツにはさまざまな側面があるのです。私の役割は、そのような認識を広め、このスポーツの本質を理解してもらうことだと思っています」

サウジアラビア・グランプリでは、世界選手権をリードするマックス・フェルスタッペンがタイトルを獲得する可能性があるが、ジュファリは、7度のチャンピオンであるルイス・ハミルトンとの戦いが、ジェッダの大会以降もう1週間延長され、来週のアブダビでのシーズン終了まで続くことを期待している。

「面白いことになりそうです。予選ではマックスがかなり本気で走っていましたが、スピードを持っていることが分かりましたね。オーバーテイク次第ではありますが、ルイスはフロントからのスタートでは不利になる可能性があると思います」

「確かなことはわかりませんが、オーバーテイクという意味ではそれほど単純ではなさそうなので、彼が良いスタートを切ってクリーンなレースをし、セーフティーカーが出なければ（チャンスはある）と思います。でも、レースが中断されればされるほど、マックスにはチャンスがあると思います。最終的には、次のレースでチャンピオンシップを全うして、少なくとも私自身は最後までやり遂げたいと思っています」と彼女は付け加えた。

サウジアラビアの紅海沿岸やF1の華やかさからしばし離れて、ジュファリは、初めて自分が「本物のレーシングドライバー」だと言えるようになった昨年のイギリスF3チャンピオンシップのシーズンを振り返り、コース上では自分の能力を十分に発揮できなかったと感じているものの、それ以外にも多くの勝利と教訓を得たとアラブニュースに語った。

「私の走りはより安定し、集団の中で、常にそこそこの位置をキープし、良いポジションに近づくようにしていました。自分のミスや不運など、起こってしまうことがよくありました。全体的には、自分の能力を反映したパフォーマンスではなかったと思います。しかし、自信という意味と、ドライバーとしての成長という意味では、私は車とのつながりを感じ、エンジニアにそれらを伝えることができました。ですから、間違いなくメリットはありましたし、とても楽しい1年でした。次のステージにつなげていきますので、近々発表できると思います。ご期待ください。詳細をお知らせします」と彼女は話した。