シャムス・エル・ムタワリ 

ドバイ：　UAEのスシ・アーティザン（Sushi Artisan）は、新型コロナウイルスのパンデミックによってもたらされた在宅勤務文化に適応し、ドバイ、アル・アイン、アブダビの客に質の高い日本食を提供することに尽力している。

スシ・アーティザンの料理長ロナルド・ジョン・アランザメンデズ氏の、日本食には楽しいデリバリー体験が十分に確立されていない、という思いから、2021年7月にこのレストランが誕生した。

「開店の流れは他のレストランを開店する時と似ていましたが、私たちが有利な点は、大きな店舗を持つ心配がないことです。必要なのは、設備の整ったキッチン、デリバリーパートナー、そして私たちのコンセプトをより良いものにしようと全力を尽く献身的なチームだけでした」と彼はアラブニュース・ジャパンに語った。

スシ・アーティザンは、アジアのオリジナル食材を使用し、寿司をはじめとする伝統的・家庭的なレシピの料理を提供する。

「アル・アイン、ドバイ、アブダビでデリバリーできるようになってから、私たちがアーティザンと呼ぶ才能あるシェフ達とのコラボレーションでメニューを充実させました。ドバイでは美味しい餃子やうどん、アブダビでは炙り握りやラーメン、アル・アインではヘルシーなポケボウルや寿司ボックスを提供しています」とアランザメンデズ氏はアラブニュース・ジャパンに話した。

レストランで味わうような新鮮な日本食を提供するためには、使用する食材が鍵を握る。食材とその味を保つために、毎日、選りすぐりの供給業者から食材を調達している。

日本料理への情熱と興味は、その多様性への関心からで、アランザメンデズ氏は「プレミアムかつほっとする食べ物」と表現する。

「室内で過ごすことを好む人が多い中、主にレストランで楽しむような食体験を、品質を落とさずに家庭で心地よく楽しめるようにする必要性を感じました。私たちは、高品質の食材のみを使用することで、日々それを実現しています」と続けた。

アランザメンデズ氏は10年間シェフとして働いた経験から、客を魅了するメニューを構築した。彼の仕事をよりやりがいのあるものにしているのは、スシ・アーティザンが3つの首長国すべてで異なるメニューを提供していることだ。

スシ・アーティザンは昨年から成長を続け、1日40〜60件の注文を受けている。将来的にはさらに成長し、UAEの他の地域やGCC全体に拡大することも考えている。