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アラブ女性フォーラムで、「アラビア語や英語以外の言語についてのコンテンツモデレーションは十分にない」

「メタとフェイスブックはフェイクニュースを見つけるために大いに努力しています」とウォルバース氏は聴衆に語り、さらに「偽情報を見つけるのは難しいプロセスです」と述べた。(Twitter)
「メタとフェイスブックはフェイクニュースを見つけるために大いに努力しています」とウォルバース氏は聴衆に語り、さらに「偽情報を見つけるのは難しいプロセスです」と述べた。(Twitter)
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18 May 2022 09:05:19 GMT9
18 May 2022 09:05:19 GMT9

アラブニュース

  • コンテンツモデレーションに関して言えば、メタや同社の様々なソーシャルメディアのプラットフォームは何度も批判を呼んできた。

ドバイ: メタ監督委員会のグローバル・エンゲージメントの責任者であるレイチェル・ウォルバース氏は17日火曜日、ドバイで開催中のアラブ女性フォーラムで、「オンラインによるアラビア語や英語以外の言語についてのコンテンツモデレーションは十分にない」と述べた。

「メタとフェイスブックはフェイクニュースを見つけるために大いに努力しています」とウォルバース氏は聴衆に語り、さらに「偽情報を見つけるのは難しいプロセスです」と述べた。

「会社がそれを十分に行っていないということを無視はしません。委員会は常にこういったことを要求しているのです。十分に開発されていないし、投資されてもいないと」英語のモデレーションと比較して、彼女はこう続けた。

コンテンツモデレーションに関して言えば、メタや同社の様々なソーシャルメディアのプラットフォームは人種差別、過激思想、反社会的行動が表面化しているとして何度も批判を呼んできた。企業はこのようなコンテンツを減らすため、独立した監督委員会を設立したのだ。

しかし、アラブニュース編集長のファイサル・J・アッバス氏は委員会が本当に大きな違いをもたらすことができるか疑問を呈した。

「私はフェイスブックやツイッター、スナップ、ティックトックに監督委員会があることに賛成しているが、それらは実際どれくらいの役割のものなのだろうか」と彼は言う。「実際どれほどのことができるのだろう」

(提供されたもの)

スナップの中東・北アフリカ地域(MENA)ゼネラルマネージャーであるフサイン・フレイジェ氏はソーシャルメディアの技術そのものは良くも悪くもなく、使用者によるものだと主張した。

「スナップチャットはセキュリティやコンテンツに関して、地域の文化的力学に連動する。スナップチャットはコンテンツクリエーターにとって有用な手段とみなされている」とフレイジェ氏は言う。

フェイクニュースがソーシャルメディアで全く作られていなかったのに、ネットワークが提供する極めて速いスピードと利用のしやすさにより有害で悪意のある行動にこれまでよりも広範にアクセスできることとなるのだ。

「ソーシャルメディアは人々に自由を与えた」とビジョン3の議長であるキャレド・ジャナヒ氏が委員会メンバーに述べたが、人々はこれを正しく使う必要があると警告した。

アラブニュース編集長のファイサル・J・アッバス氏は委員会が本当に大きな違いをもたらすことができるか疑問を呈した。 (AN フォト/Zubiya Shaikh氏)

アッバス氏は、「誰も自由に反対していないが、無秩序には反対するべきだ」と述べた。

彼はこう説明する。「私たちは何十億もの人、何十億もの投稿について話している。全てを監視するのは物理的に不可能であり、そうするまでには、おそらく手遅れだろう」「2016年にフェイスブックや他のプラットフォームで拡散された偽のストーリーを覚えていますか? ピザレストランに児童虐待組織があるとして、誰かが銃を手に店に押し入り、発砲したストーリーです」と編集者はピザゲートに言及し、続けた。 ピザゲートはソーシャルメディアで広く注目された陰謀論であり、深刻な結果をもたらしたものである。デンバーガーディアンという偽の新聞が作り上げられ、その中で、米国の前国務長官であり大統領候補のヒラリー・クリントン氏のEメールをハッキングし、民主党員が児童買春組織を運営していることが発覚したと主張された。

「そのストーリーは反証よりもたくさん見られました。ニュースがおかしければおかしいほど、もっと内容が作り上げられ、フェイスブックのようなウェブサイトがより牽引力を得るのです」とアッバス氏は言う。「フェイクニュースに終わりはないけれども、闘い続けなければなりません」

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