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ボリス・ジョンソン英首相が辞任を表明 ただし、今ではない

50人以上の閣僚が辞め、議員からも辞任を迫られる中、避けられない状況に直面し、孤立して力を失ったジョンソン氏は、ダウニング街(官邸)の外で、辞任を確認するため演説を行った。(AFP)
50人以上の閣僚が辞め、議員からも辞任を迫られる中、避けられない状況に直面し、孤立して力を失ったジョンソン氏は、ダウニング街(官邸)の外で、辞任を確認するため演説を行った。(AFP)
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07 Jul 2022 03:07:22 GMT9
07 Jul 2022 03:07:22 GMT9
  • 「新しい党首を選ぶプロセスを今始めるべきだ。そして今日、私は内閣を任命し、新しい指導者が現れるまで、その役割にとどまることにした」

ロンドン:スキャンダルにまみれたボリス・ジョンソン氏は木曜日、閣僚と保守党議員のほとんどから見放された後、英国首相の辞任を発表した。

50人以上の閣僚が辞め、議員からも辞任を迫られる中、避けられない状況に直面し、孤立して力を失ったジョンソン氏は、ダウニング街(官邸)の外で、辞任を確認するため演説を行った。

「新しい党首を選ぶプロセスを今始めるべきだ。そして今日、私は内閣を任命し、新しい指導者が現れるまで、その役割にとどまることにした」とジョンソン氏は述べた。

スキャンダルに悩まされたジョンソン氏は、幾度も職を賭して戦ってきたが、一連のスキャンダルに破れた。一握りの味方を除き、ほとんど者が彼を支持する意志を失っていた。

保守党のジャスティン・トムリンソン副議長はツイッターで、「彼の辞任は避けられなかった」と述べた。「党として、我々はすぐに団結し、重要なことに焦点を当てなければならない。今は様々な面において、深刻な時期である」

保守党は今後、新しいリーダーを選出しなければならないが、このプロセスは数週間から数カ月かかる可能性がある。

英国を拠点とする調査会社YouGovによる世論調査によると、ジョンソン氏の後任として保守党員の間で人気があったのは、ベン・ウォーレス国防相である。ペニー・モーダント国際貿易相とリシ・スナック前財務相がそれに続く。

ジョンソン氏は党の信頼を失ったとして、直ちに退陣し、ドミニク・ラーブ副首相にその職を引き継ぐべきだとの声が多かった。

主要野党である労働党の党首であるキール・スターマー氏は、保守党がジョンソン氏をすぐに解任しないのであれば、議会の信任投票を呼びかけると述べた。

「もしジョンソン氏を解任しないのであれば、労働党は国益のために立ち上がり、不信任案を提出するだろう。このまま何カ月も首相がその職にしがみついたままでいることは容認できない」と彼は言った。

この危機は、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、英国人がここ数十年で最も厳しい財政圧迫に直面し、インフレが高騰し、2023年にはロシアを除けば主要国で最も経済力が弱まると予測される中で起こった。

また、2016年のEU離脱を決定した僅差の投票に端を発した数年にわたる内部分裂や、10年ぶり2回目となるスコットランドの独立住民投票の要求による、英国自体の構成への脅威も発生している。

ジョンソンへの支持は、最近の英国政治史の中で最も激動的な24時間の間に消失した。中でも典型的な出来事は、火曜日に就任したばかりのナディム・ザハウィ財務相が首相に辞任を求めたことだろう。

ザハウィ氏と他の閣僚は、水曜日の夕方、政府に属さない議員の上級代表とともにダウニング街へ向かい、ジョンソン氏に勝負はついたと告げた。

当初、ジョンソン氏は辞任を拒否した。自分の権威を取り戻すために、最初に辞任の要求を突きつけた閣僚チームの一員であるマイケル・ゴーヴ氏を解任し、さらに踏み込むかに見えた。

ある盟友はザ・サン紙に、党の反乱者たちはジョンソン氏を排除するためには「手を血に染めなければならないだろう」と語っていた。

しかし、木曜日の朝には、多くの辞表が提出され、彼はその地位を維持できないことが明らかとなった。

「これは持続可能ではなく、悪化する一方だ。あなたにとっても、保守党にとっても、そして何よりも国にとっても」と、ザハウィ氏はツイッターで述べた。「あなたは正しい選択を行い、今すぐ立ち去るべきだ」

ベン・ウォーレス国防相など、留任した議員の中には、国の安全を守る義務があるからそうしているだけだと言う人もいた。

しかし、この間も多くの閣僚の辞任が相次ぎ、政府は機能不全に陥っていた。しかし、ジョンソン首相は、自分の退陣が迫っているにもかかわらず、空いたポストに大臣を任命しはじめた。

政府運営を監督する内閣府のマイケル・エリス大臣は、「この国の国民にとって、機能する政府を作ることが、今の我々の義務だ」と国会で発言した。

野心に溢れたジョンソン氏は約3年前、ブレグジットを実現し、2016年の国民投票後の激しい論争から国家を救うと約束して政権に就いた。

それ以来、元ジャーナリストでロンドン市長の彼を熱狂的に支持する保守党党員もあれば、留保をつけながらも、普段は自分たちの政党を否定する有権者の一部にアピールできるとして彼を支持する党員もあった。

それは、2019年12月の選挙で証明された。しかし、彼の政権による、闘争的で、しばしば混乱した統治アプローチと一連のスキャンダルは、多くの議員の好意を使い果たした。また、世論調査は、彼がもはや国民一般に人気がないことを示している。

最近の危機は、パストラルケアに関わる政府の役割を担っていたクリス・ピンチャー議員が、プライベートメンバーズクラブで男性に手を出したという非難で辞任した後に勃発したものだ。

ジョンソン首相は、ピンチャー氏を任命する前に、過去に性犯罪の苦情を受けたことがあると説明を受けていたことが明らかになり、謝罪を免れることができなくなった。首相は「忘れていた」と述べた。

この後、数カ月にわたってスキャンダルと不手際が続いた。ダウニング街の住居とオフィスでの酒宴について、同氏が新型コロナウイルスに関するロックダウン規則を破り、56歳の誕生日を祝う会を開いたことで警察から罰金を科されたという厳しい報告書が出されたのだ。

また、政策のUターン、ロビー活動の規則を破った議員の不運な弁護、インフレに対処するために十分なことをしていないという批判もある。多くの英国人は燃料や食料の価格上昇に対処するのに苦労している。

労働党のスターマー氏は、「もっと前にこうなるべきだった」と語った。「彼は常に大統領にふさわしくない人物だった。彼は、産業規模の嘘、スキャンダル、詐欺に責任がある」

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