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日本のお菓子ヨックモックがドバイにフラッグシップストアをオープン

ドバイにオープンしたヨックモックのフラッグシップストアは、UAEと日本の深い関係を象徴している。(提供写真)
ドバイにオープンしたヨックモックのフラッグシップストアは、UAEと日本の深い関係を象徴している。(提供写真)
ヨックモックが木箱やブリキ箱にお菓子を入れていることは今や有名であり、思い出に残るプレミアムギフトブランドとなっている。(提供写真)
ヨックモックが木箱やブリキ箱にお菓子を入れていることは今や有名であり、思い出に残るプレミアムギフトブランドとなっている。(提供写真)
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04 Nov 2022 12:11:14 GMT9
04 Nov 2022 12:11:14 GMT9

アラブニュース・ジャパン

日本のヨックモックがUAEにフラッグシップストアをオープンし、またしても両国の文化がさらに親密になった。

オープニングセレモニーには、GCCのPAM無任所大使でありインデックス・ホールディング会長であるアブドゥル・サラム・アル・マダニ大使が出席し、在ドバイ日本国総領事館の龍野祥治副領事とともに就任式を挙行し、UAEと日本の関係の強さをアピールした。

また、オープニングセレモニーには、ヨックモックのチーフ・マーケティング・オフィサーである西野壮平氏と、インデックス・ホールディング(同ブランドのマスターフランチャイジーでありアラブ首長国連邦が所有・運営する組織)の副会長兼グループCEOであるアナス・アル・マダ二氏も出席した。

東京の青山に創業店があり、現在ドバイに2店舗、バーレーンに2店舗と、世界に100店舗以上を展開する老舗菓子メーカーとして、そのプレミアムなお菓子は、上質で繊細で甘美という特徴からGCC諸国で好評を博している。新店舗のオープンは、建国以来緊密な関係にあるUAEと日本が、年初に外交関係樹立50周年を迎えたことを記念したものである。

UAEと日本は、外交や金融面での協力関係を深め続けており、二国間の貿易額は昨年だけで305億ドルに達している。また、UAEには約4,300人の日本人駐在員がおり、インフラやエネルギーなどさまざまな分野で350社の日本企業が進出している。

オープニングセレモニーでは、在ドバイ日本国総領事館の龍野副領事が次のように述べた。「この度は、正真正銘の日本のお菓子を提供するヨックモックのオープンを心よりお祝い申し上げます。このような支店を開くには多大な努力が必要であり、今日のオープンが日本の特産品の人気を高め、ひいてはこの地域のプレミアムブランドの消費者を増やすことになると確信しています」

龍野氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対して、ヨックモックの商品はアラブ首長国連邦の人々だけでなく海外のお客様への贈り物にも最適だと語った。また、このフラッグシップストアのオープンは、石油やガスなどの産業における協力関係とは別に、文化や日用品におけるUAEと日本のコラボレーションを象徴していると語った。

丁寧で親切な人柄で知られる、ヨックモックの創業者である故藤縄則一氏が示したように、良質なお菓子やクッキーには「まごころ」を込めるという信念が欠かせないと常に考えられてきた。彼は、お菓子には人を笑顔にする魔法の力があると信じ、最高級のプレミアムブランド作りに生涯を捧げ、皆にお菓子は「人生の中で大切なもの」だと伝えてきた。

ヨックモックのチーフ・マーケティング・オフィサーである西野氏は、「人と人をつなぐ」ために作られたお菓子だと語っている。

「私たちは人と人とのつながりをデザインして、お菓子を通じておいしさと笑顔が共存する世界を創るのです」

「そのため、世界中から人が集まる多様性に富んだドバイに新店舗をオープンすることは、ヨックモックのお菓子がこの地域のより多くの人に届き、笑顔あふれる地域社会に貢献する絶好の機会なのです」と西野氏は語っている。

西野氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、中東の他の地域、特にサウジアラビアやGCC諸国にも進出する計画があると語った。「しかし、急速に拡大する予定はありません。まずはブランディングが必要です」と彼は説明した。

1969年に創業したヨックモックの長い歴史は、そのお菓子を一口ずつ味わって食べてもらえるようにすることであり、そのためにお菓子の製造工程を常に監視し、最高の基準で完成させてきた。ヨックモックのお菓子づくりのもっとも重要な条件は、最高の衛生習慣をもとに構成されており、最高の状態に整備された設備を使い、日本から輸入された新鮮な材料のみを使用している。

ヨックモックが木箱やブリキ箱にお菓子を入れていることは今や有名であり、思い出に残るプレミアムギフトブランドとなっている。木箱は日本製で、記念に一生とっておきたくなるような風合いである。ヨックモックのプレミアムラッピングのコンセプトは、家族や友人とのさまざまな場面でのお祝いや会社に持っていく手土産など一般的な贈答品に代わる斬新なものを紹介している。

インデックス・ホールディングの副会長兼グループCEOであるアナス・アル・マダ二氏は、次のように述べている。「ヨックモックの2号店のオープンは、UAEおよびMENA地域において、日本のお菓子やそのブランドそのものへの愛着が高まっていることを示すものであります。また、在ドバイ日本国総領事館の龍野祥治副領事とご一緒できたことは、我々全員が日本の高貴な人々との豊かな関係を望んでいることを示すものであり、大変嬉しく思います」

アナス・アル・マダ二氏はさらに以下のように続けた。「インデックス・トレーディング&インベストメントは、これまで10年以上にわたって、この地域に紹介するもっとも優れたさまざまなビジネスを戦略的に探してきました。我々はUAEに出店するブランドをとても慎重に選んでおり、ヨックモックとパートナー関係を築いてきたことを誇りに思っています。ヨックモックの、美味しいクッキーやお菓子を作ることに対する思いやりに満ちた献身的な姿勢は、素晴らしいものです。この地域においてヨックモックへの関心が高まっているため、UAEとGCC諸国でさらに現地販売できるようになったと発表できることを嬉しく思います」

インデックス・ホールディングの一員であるインデックス・トレーディング&インベストメントは、アラブ首長国連邦が所有してドバイに拠点を置く戦略的投資会社であり、世界中の顧客に総合的なソリューションを提供する革新的なサービスを提供しており、中東におけるヨックモックの独占パートナーである。

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