菅義偉官房長官は4日の記者会見で、延期されている習近平中国国家主席の国賓来日について「現時点で何より重要なのは新型コロナウイルス感染症を収束させることだ」と指摘、「具体的な日程を調整する段階に現在はない」と述べた。「全体の状況を見ながら日中間で意思疎通を続けていく」とも説明した。
習氏の来日をめぐっては、中国が国家安全法導入を通じて香港統制強化を図っていることや、中国公船による沖縄県・尖閣諸島沖の日本領海への度重なる侵入を受け、自民党から中止を求める声が上がっている。
JIJI Press