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小型衛星群で探知能力向上=ミサイル防衛、米国と連携―防衛省

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04 Jun 2020 11:06:36 GMT9
04 Jun 2020 11:06:36 GMT9

防衛省は、日本や同盟国に向かうミサイルの探知・追尾など早期警戒能力向上のため、小型人工衛星群(コンステレーション)の導入検討に着手する。月内にも閣議決定する宇宙基本計画改定案に「米国との連携を踏まえ、必要な措置を講じる」と明示。小型衛星の打ち上げや地上局の整備を検討する。

 コンステレーションは多数の衛星が同じ軌道を周回する運用方式で、監視精度が高い。大型衛星に比べコストが低い上、1機が機能を失っても他の衛星が補完できることから、「対衛星兵器の攻撃からの脆弱(ぜいじゃく)性を克服する」(防衛省)メリットもある。

 ただ、実用化には先行する米国の協力が前提となるため、導入時期は未定だ。 

 宇宙基本計画は10年間の政府の宇宙政策の基本方針で、「宇宙開発戦略本部」(本部長・安倍晋三首相)に諮った上で今月改定される。改定案は、宇宙安全保障の強化や、国際宇宙探査への参画推進が柱。4日に自民党の関連部会などの合同会議で了承された。

時事通信社

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