東京:高市早苗新党首は、連立政権を拡大し、議会で過半数を占めることを視野に野党に接触したと、火曜日報道された。
自民党とその長年のジュニアパートナーである公明党は、最近の選挙以来、衆議院と参議院で少数派となっており、法案を通すのが難しい。
保守派の高市氏(64)は土曜日に自民党総裁に就任し、来週には石破茂氏の後任として日本初の女性首相に就任する見通しだ。
高市氏は翌日、民進党代表の玉木雄一郎氏と会談し、連立拡大を視野に入れたと読売新聞と毎日新聞が報じた。
高市・玉木両氏は過去に、積極的な財政支出や減税による景気浮揚、外国人労働者に対する規制強化など、似たような政策を打ち出してきた。
高市氏はまた、正式に首相になる前に、おそらく既存の連立政権を拡大したいと述べている。
高市氏が首相に就任したことで、月曜日の株価は上昇したが、大規模な財政支出は日本の財政をさらに悪化させ、インフレを助長するのではないかという懸念から、債券利回りは上昇した。
30年物国債の入札が行われ、投資家の動揺が見られるか注目されたが、堅調な需要があった。
元財務大臣の鈴木俊一氏を自民党幹事長に起用したことは、新政権が市場を動揺させないという投資家へのシグナルと見なされた。
自民党と公明党の連合軍は1999年に組んで以来、ほぼ継続的に日本を統治してきた。
しかし、仏教徒の支持を受ける公明党の議員の多くは、靖国神社参拝など保守的な政策を推進する高市氏への不安を口にしている。
公明党の斉藤鉄夫代表は土曜日に高市氏と会った後、記者団にこう語った。
「私は正直に、わが党の支持者たちから大きな不安や懸念の声が上がっていることを伝えた。それを和らげなければ、連立政権は成立しない」と語った。
また、意味のある政策調整なしに連合軍拡大を急ぐことへの警戒感も口にした。
「(高市は)(次期首相指名の)国会投票前に連立を拡大したいと表明しているが、連立を組むにはイデオロギーだけでなく政策の一致も必要だ。それは容易なことではない」
自民党と公明党の幹部は火曜日に会談することになっている。
AFP