東京:日本中部のスーパーマーケットで、興奮したクマが通路を歩き回り、2人の男性に怪我を負わせ、買い物客を恐怖に陥れた。
近年日本では、人口減少や気候変動などの要因により、住宅地でも野生のクマが目撃されることが多くなっている。
公共放送NHKによると、岩手県北部の山で男性がクマに襲われた疑いで死亡しているのが発見されたという。
これとは別に、火曜日の夕方、東京の北に位置する群馬県沼田市のスーパーマーケットに侵入した1.4メートル(4.5フィート)の大人のクマは、70代の男性と60代の男性に軽傷を負わせたと、地域の警察と消防当局が発表した。
同店は山間部に近いが、これまでクマが近づいたことはなかったと、食料品店チェーンの経営企画担当者、堀川浩氏はAFPに語った。
「クマは正面入り口から侵入し、およそ4分間店内にとどまった」
「魚のケースによじ登りそうになり、ガラスを傷つけた。果物売り場では、アボカドの山を倒し、踏みつけた」
同店のマネージャーは地元メディアに、当時店内には30人から40人ほどの客がおり、クマは出口を探すのに苦労して興奮状態になったと語った。
環境省によれば、4月から9月までの間に、全国で108人がクマによる怪我を負い、うち5人が死亡している。
また火曜日には、岩手県の農家が自宅のすぐ外で、子連れのクマに引っ掻かれたり噛まれたりした。
日曜日には、スペイン人旅行者が日本の中央部にある風光明媚な白川郷のバス停でクマに襲われた。
AFP