東京:日本の首相候補の一人が、戦没者を祀る東京の神社に供物を送ったと関係者が金曜日に発表した。
有罪判決を受けた戦犯でさえ祀られている靖国神社への過去のトップリーダーの参拝は、中国と韓国を激怒させ、日本の首相は2013年以来参拝していない。
しかし、首相が年2回の春と秋の例大祭に供物を送ることはよくあることだ。
高市早苗氏は、秋祭りの初日である金曜日の朝に供物を捧げたと、首相官邸の関係者がAFPに語った。
東京都心にある靖国神社は、19世紀後半からの紛争で亡くなった250万人の戦没者を祀っている。
しかし、その中には、第二次世界大戦前と戦時中の戦争犯罪で国際法廷によって有罪判決を受けた軍幹部や政治家も含まれている。
今月初めに与党・自民党の党首に選出された保守派の高市氏は、大臣時代を含め何度も訪れている。
しかし、この秋の祭典に訪れる可能性は低いと地元メディアは報じており、経済紙の日経は、彼女が「外交への影響」を懸念していると伝えている。
高市氏の恩師である安倍晋三首相(当時)が2013年に同神社を参拝した際には、中国と韓国が激怒し、ワシントンも不穏な空気を漂わせた。
安倍首相の後を継いだ石破茂首相を含む3人の首相は、その任期中、参拝から遠ざかっていた。
高市氏は石破首相の後任になることが確実視されていた。しかし先週、自民党のジュニアパートナーである公明党が連立を離脱したため、彼女は現在、日本初の女性首相になるための新しいパートナーを探す競争に入っている。
AFP